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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十九話 アニュー=リターン
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・」
「さあ、あんたも死になさい」
血に餓えた目になっていた。
「そのパパとママの一緒のところにね!」
二人の戦いの側ではグラハムがマスラオを駆っていた。彼が闘う相手はヨハンのフローネアインであった。彼等も闘っていた。
「貴様だな」
グラハムは両手に持つ剣で攻撃を仕掛けながらヨハンに問うた。
「四年前地球連邦北米司令部を攻撃したのは」
「そうだと言えばどうする?」
「斬る」
返答は一言だった。
「我が恩人の仇、今ここで」
「あの時連邦軍は色々とあった」
こう言うヨハンだった。
「氾濫勢力に雇われていた。だからだ」
「攻撃したというのか」
「それだけだ」
実に素っ気無い言葉であった。
「わかったな、これで」
「事情はわかった」
こう返すグラハムだった。
「しかし」
「しかし。何だ」
「貴様を許すことはできない」
これがグラハムの言葉だった。
「だから貴様はここで倒す。いいな」
「では倒してみせるんだね」
ヨハンの返す言葉は動いたものではなかった。
「僕をね」
「参る・・・・・・」
その刃と刃が交差する。そしてミハエルはパトリックと戦っていた。
「俺もいるからな!」
「貴方も確か連邦軍の」
「そうさ。不死身のパトリックだ」
自分で言うのであった。
「覚えておくんだな」
「一応覚えておくよ」
彼もまたあまり感情のない返しだった。
「それはね」
「ここで一機倒せばそれで」
ここで言うパトリックだった。
「大佐の覚えが目出度くなるからな」
「大佐?」
「俺の女神さ」
こんなことも言うのであった。
「我が女神の為に安心して倒されるんだな!」
「訳がわからないけれどそういうわけにはいかない」
冷静に返すミハエルだった。
「僕もね」
「どっちにしろ倒してやるぜ!」
パトリックだけテンションが高い状況だった。
「そして大佐の前に勝利報告だ!」
「いい加減にしろ」
通信を入れたのはカティだった。
「戦闘中に何を言っている」
「あれっ、大佐」
「声は筒抜けだったぞ」
今度はこう言うのであった。
「全てな。何を考えている」
「何をって。ですから」
「真面目に戦争をしろ」
きつい言葉であった。
「わかったな。真面目にだ」
「ですから俺は真面目に」
「私は女神でも何でもない」
やはりこのことを言うのであった。
「わかったら真面目にしろ。いいな」
「わかりましたよ。素直じゃないんだから」
「馬鹿を言え!」
今度は荒い言葉であった。
「誰が素直ではないだ!私は貴様なぞな!」
「わかってますって。それじゃあ」
「・・・・・・死ぬな」
これもカティの言葉である。
「いいな。死ぬな」
「わかってますよ。俺は不死身なんでね」
「その言葉だけは信頼さ
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