第百四十九話 アニュー=リターン
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た。
「そういうことだよ」
「納得できないけれどね」
まだこう言うネーナだった。
「まあいいわ。あいつを迎えるだけでいいから」
「そんなことを言っているうちに来たよ」
ミハエルがネーナに告げた。
「それじゃあ」
「よし、合流する」
ヨハンがアリーを含めた三人に告げた。
「それでいいな」
「ああ、いいせ」
アリーが賛成の言葉を出す。そして今。アニューと合流した。しかしここで。
「!?」
「レーダーに反応だぜ」
ミハエルとアリーが最初に気付いた。
「どうする?」
「五機いるぜ」
「五機か」
ヨハンはそれを聞いて考える目になった。それからすぐだった。
「よし、アニューを先に向かわせる」
「その間僕達で戦うんだね」
「それが仕事だからな」
こう割り切った声でミハエルに返した。
「だからだ」
「わかったよ。それじゃあ」
「やってやるわよ」
戦いとなると急に目の色が変わるネーナだった。
「誰であろうとね。潰してやるわよ!」
そうして一気に突っ込む。その彼女の前に出て来たのは。
「いたわね、そこに!」
「!?あんたは」
「パパとママの固き!」
ルイスだった。レグナントを駆りネーナに一直線に向かって来たのだ。
そしてビームサーベルを繰り出す。しかしそれは受けられてしまった。
「この程度でやられないわよ!」
「うっ!」
「パパとママの仇ですって!?」
憎悪に燃えたような言葉だった。
「それがどうしたっていうのよ!」
「えっ!?」
「戦争やってんのよ!」
ネーナは言うのだった。
「それで殺されて文句言わないでよ!」
「あの時私は普通にパーティーにいたわ」
ルイスは両親を亡くした時のことを思い出していた。
「けれど私は。急に出て来たガンダムの攻撃で」
「はぁ!?何馬鹿言ってんのよ」
ネーナはルイスの今の言葉を一笑に伏した。
「金持ちが鬱陶しかっただけよ」
「鬱陶しかった」
「そうよ。あたし達が戦争やってるのに自分達だけ平和にパーティーなんかしてね」
こう言うのであった。
「それが鬱陶しかったから攻撃してあげただけよ」
「それだけでパパとママを」
ネーナの手前勝手な言葉はまずはルイスを唖然とさせた。しかしであった。
次の瞬間彼女の怒りが爆発した。遂にであった。
「許さない!」
言葉が荒くなっていた。
「許さない!そんな理由でパパとママを!」
「あんたもそうしてやるわよ!」
ネーナはその牙をルイスにも向けようとしていた。
「さあ、ここで死になさいよ!」
「死ぬのはあんたよ!」
間合いを離しビームを放つ。しかしルイスはそれを左右にかわした。
そのうえでルイスも反撃を加える。だがこちらもかわすだけだった。
「こんなの当たるわけないでしょ」
「くっ・・・・・
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