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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十九話 アニュー=リターン
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ここで紅龍が言った。
「一体何処に」
「とりあえず探しましょう」
スメラギも今度ばかりはそれ程警戒してはいなかった。
「まだ敵が出て来るかも知れないし」
「んっ、どうしたんだ?」
丁度プトレマイオスに弾薬補給の為に帰還していたロックオンがモニターに出た。
「何かあったのかよ」
「アニューがいなくなったのよ」
フェルトが彼に答えた。
「まだ戦闘があるかも知れないのに」
「アニューがか?」
「トイレじゃないのか?」
ラッセはこう考えた。
「それだと普通に」
「けれどそれですとちゃんと連絡しますわ」
留美はこう彼に言った。
「何も言わないのは」
「私が探してきます」
ミレイナが言うのだった。
「それじゃあ」
「よし、それじゃあ俺も探す」
ロックオンはここで申し出たのだった。
「ケルディムの補給に時間がかかりそうだしな」
「御願いできるかしら」
スメラギはロックオンに対して声をかけた。
「悪いけれど艦橋も今忙しくてそんなに人は」
「わかってるさ。だから俺が行くさ」
こう答えるのだった。
「だから今からな」
「ええ。それじゃあ」
こうしてミレイナとロックオンがアニューの捜索にあたった。すぐに艦内を探す。するとミレイナがそのアニューをプトレマイオスの廊下で見つけたのだった。
「あっ、アニューさん」
ミレイナは彼女の姿を認めてすぐに駆け寄った。
「探してたんですよ。どうしたんですか?」
「連絡を取っていたの」
こう彼女に答えるアニューだった。
「少しね」
「連絡?」
「同志達に連絡していたの」
「あれっ、何言ってるんですか」
何も知らないミレイナは今の言葉に明るく返した。
「同志っていったら仲間ですよね」
「そうよ」
「それだったら私達じゃないですか」
朗らかに笑っての言葉だった。
「ですからそれは」
「いえ、それは違うわ」
だが彼女はここでこう言った。
「私の仲間は」
「私の仲間は?」
「イノベイターよ」
この言葉と共に目が金色に光った。そして。
「きゃあああああああっ!」
「何だ?」
丁度近くに来ていたロックオンがその悲鳴を聞いた。
「この悲鳴はミレイナか?」
その悲鳴が聞こえた方に向かう。そこには確かに彼女がいた。そして。
「アニュー!」
「動かないで」
そのアニューがミレイナを左手で自分の方に抱き寄せその頭に銃を当てていた。ミレイナはその両手で必死に逃れようとするが彼女の力はあまりに強かった。
「動けばこの娘の命はないわ」
「何を言ってるんだ?」
ロックオンは最初彼女の言葉の意味がわからなかった。
「御前はプトレマイオスの。それに俺達は」
「私はイノベイターよ」
だがここでアニューは言った。
「だから貴方とは」
「馬鹿を言え」
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