暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十九話 アニュー=リターン
[14/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「ええ。話はそれで終わりよ」
本当にそれで終わらせるというのであった。
「それじゃあ」
「ええ、話も終わったし」
「後はいつも通り」
「飲みましょう」
四人はあらためてビールを飲みはじめるのであった。
そしてその中で。それぞれ真っ赤な顔でつまみも食べながら話すのだった。
「それでどうなのよ」
「どうなのって?」
「だから。あんたとビリー君のことよ」
ミサトはその口からスルメの足を出しながらスメラギに問うてきていた。その右手にあるのは缶ビールである。当然それは開けてある。
「どうなのよ。一体」
「どうなのって」
「マネキン大佐とコーラサワー少佐みたいにいってるわけでもなさそうね」
「ああ、あの二人も」
マリューはそのカップルについて言及した。
「あの二人も結構以上に熱いわよね」
「そうよね。それもかなりね」
「少佐が一方的にね」
「けれどすぐにわかるのよね」
ミサトはかなり楽しそうに笑っていた。
「大佐もまんざらじゃないってね」
「それは当然でしょう?」
マリューはすぐに彼の言葉に突っ込みを入れた。
「あれだけ熱烈なアプローチを受けたらね」
「あれで転ばない人はいないわ」
リツコもそう言うのだった。
「もうね。流石にいないわ」
「少佐って性格はあれだけれど」
ミサトは少し酷いことを言いもした。
「顔はいいし嘘はつかないしひねくれたところもないし」
「少しあれなだけね」
マリューがここでまた言った。
「性格っていうか頭が」
「優れたパイロットなのにね」
リツコもそんなパトリックが案外嫌いではないようである。その言葉も表情も極めて好意的なものであった。その顔を見せていたのだ。
「本当に不死身だし」
「まあうちの部隊ってねえ」
ミサトは腕を組んで微妙な苦笑いになっていた。
「結構以上にタフな子が多いしね」
「キラ君だって凄いしね」
リツコはキラの名前を出した。
「撃墜されそうになってもそこからが」
「そういえばケーニヒ少尉も」
マリューはアークエンジェルでもう長い付き合いになっている彼のことを思い出したのだった。
「一回あれで完全に死んだって思ったわよ」
「ニコル君もね」
その時に死に掛けたのは彼だけではなかったのだ。
「よくあれで生きていたわよね」
「不死身なのはいいことだけれど」
こうリツコの言葉に返しはするミサトだった。
「パイロットがそれだけ増えてくれるし」
「不条理なまでに不死身な人もいるし」
「そうそう、あのおじさん」
マリューがここで名前を出した人物とは。
「マスターアジア。あの人なんかもう特に」
「あっ、あの人だけれど」
スメラギもマスターアジアに対して三人に問うた。
「確かこちらの世界に自分の力で来たのよね」
「ええ、そうよ」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ