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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十九話 アニュー=リターン
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「ですから。明日出撃です」
「明日か」
「そしてメメントメリに向かうんですね」
「そのうえでメメントメリを破壊します」
作戦はまさにそれが目的であった。
「ここから一直線に向かいます」
「質問です」
ここで手をあげたのはダバだった。
「その間に敵や障害があった場合はどうしますか」
「いつもの通りです」
ダバの質問にこう答えるテッサだった。
「倒す、若しくは除去します」
「わかりました」
テッサのその返答を満足した声で受けるダバだった。
「それじゃあそれで」
「おそらく敵の護りは固いです」
「だろうな」
「それはね」
皆そのことはわかっているのだった。
「敵にとっての切り札だしな」
「あれがなくなったら終わりだしね」
「だからです。おそらく決戦になります」
こうも言うテッサであった。
「総員健闘を祈ります」
「了解です」
「じゃあ明日行くぜ」
こうして彼等の作戦は決定した。そのうえで次の日出撃するのだった。だが出撃した彼等の前に無数の障害物が姿を現わしたのであった。
「これは」
「機雷!?」
「間違いないわ」
皆それが何かすぐに察した。
「機雷を撒いてきたのね」
「それで僕達の動きを止めるつもりか」
「随分しみったれたことしてくれやがるな」
皆こう言ってまずは忌々しげな顔になる。
「けれど」
だがここでスメラギが言うのだった。
「あまりにもタイミングがいいわね」
「タイミングがいいっていうのかよ」
「ええ。考えてみて」
ギュネイの言葉に応えるのだった。
「私達が出撃して巡航速度に入ってからよ」
「そういえばそうだな」
スメラギに言われて頷くギュネイだった。
「こんなにいいタイミングなんてな」
「あまりにも都合が良過ぎるわ」
スメラギはこうも言った。
「まるで」
「まるで?」
今度はクェスが彼女に問うた。
「私達の中にスパイがいるみたいにね」
「スパイ!?」
「ロンド=ベルの中に」
「まさかと思うけれど」
ここでスメラギの表情が微妙に歪んだ。
「有り得ないけれどね」
「いや、それはどうか」
だがここで刹那が言うのだった。
「イノベイターが俺達の中にいることは有り得ないか」
「そうじゃないっていうのかしら」
「先入観でそう判断するのは危険だ」
彼はまた言った。
「そう判断することはな」
「イノベイターには何か独特のものがあるよね」
ここで言ったのはカツだった。
「何ていうかさ。作り物?みたいな」
「ああ、そういえばそうね」
エマが今のカツの言葉に頷いた。
「何か。感情や表情が乏しい気がするし」
「それに何かを見透かしたみたいな」
ケーラも言う。
「そうした感じよね」
「そんな奴がロンド=ベルにいてもすぐにわかると思うがな
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