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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十八話 刹那の記憶
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「時間だ」
そして立ち上がる刹那だった。
「行く」
「時間!?」
「時間って?」
「どういうことだい、一体」
「トレーニングの時間だ」
こう言うのである。
「今から行って来る」
「ああ、そうか」
「君のその時間だね」
「確かにな」
三人はそれぞれの左手の腕時計を見て話した。
「この基地にもそうした施設はあるな」
「ああ、あるぜ」
「それもかなり充実したのがね」
「だからそれを使うといい」
「わかった」
三人の言葉に応えて頷く刹那だった。
「では今から行く」
「そうか。じゃあ俺達もな」
「行かせてもらうよ」
「僕達も鍛えなければならない」
三人もここで述べたのだった。
「だからこそな」
「それでいいよね」
「どうかな」
「俺は何も言わない」
それについてはということだった。
「好きにするといい」
「そうか。それではな」
「行こうか」
「四人でな」
「これが今の俺だ」
そしてまた言う刹那だった。
「今はこうして進むだけだ」
「そうか。それが今なんだな」
「今の刹那なんだね」
「過去は覚えていても」
「過去は過去だ」
歩きながらの言葉だった。もう基地の廊下に出ていた。
「それだけのことだ」
「そうだな。それじゃあな」
「今を歩こうか」
「今からこれからに向かって」
こうして今を歩く刹那だった。そのうえでトレーニングを行い。それからシャワーを浴びると。彼を待っていたのは恒例の宴会であった。
「やっぱり戦いが終わってほっとしたらな」
「やっぱりこれよね」
「そうそう」
皆笑顔で言うのだった。そうしながら楽しく飲み食いしている。
「食べ物はそれこそ町一つ分あるから」
「じゃあ楽しくやって」
「飲みましょう」
「そして食おうぜ」
こう話してそのうえで楽しくやるのであった。
皆次々に飲み食いしていく。その中には刹那もいた。
「あっ、刹那」
「ああ」
沙慈の言葉に応える。彼はルイスの隣にいる。
「君も来たんだ」
「騒がしいのが気になった」
だからだというのである。
「それにカロリーを消費し過ぎたここで摂取しておきたい」
「だから来たんだね」
「宴に入るのははじめてだ」
実はそれははじめてだったのである。
「しかしだ」
「しかし?」
「いいものだな」
こう言うのである。
「皆楽しくやっていてな。いいな」
「そうだよね。そう思って僕もね」
「来たのか」
「僕だけじゃないよ」
ここでこうも言う沙慈だった。
「ルイスもね。連れてきたんだ」
「ええ」
ここでルイスが刹那に顔を向けてきた。表情は変わらない。
「沙慈が連れて来てくれたの」
「そうか」
「こんなお祭に入ったのは久し振りよ」
その乏しい表情で述べる。彼女の前にはビ
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