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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十八話 刹那の記憶
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でしょう」
ミサトは実に冷めた言葉であった。
「自分達では」
「それでは彼等は」
「倒せます」
また言うミサトだった。
「他人を侮る存在程組み易い相手はいません」
「それでは」
「はい、ゴーショーグンならば必ずです」
また言うミサトだった。
「やってくれます」
「コロニーが視界でも確認できるようになりました!」
キムがここで叫んだ。
「遂に」
「ゴーショーグン御願いします!」
八雲も彼等に言う。
「貴方達なら」
「まあ任せてくれよ」
「力を抜いてね」
「さて、いきますか」
既にゴーショーグンは戦場より上の場所でスタンバイしていた。そうして。
「ゴーフラッシャーーーーーーーッ!」
背中から緑の幾つもの光を放つのだった。それは今にも彼等の前に降ろうとするそのコロニーを撃った。それによるとだった。
コロニーはその一撃でまず動きを止めた。そうして。
内部から火を吹きそのうえで崩壊した。コロニーは完全に破壊され破片すら降り注ぐことなく炎として消え去ってしまったのであった。
「ゴーフラッシャーで一撃かよ」
「流石だな」
ロンド=ベルの面々は戦いながらその消えていくコロニーを見て言った。
「とりあえずこれで危機は去ったな」
「ああ、何とかな」
「この程度ならどうにかなるさ」
「だってゴーショーグンよ」
「ヒーローはこういう時にこそ決めるってね」
三人は気さくに仲間達に返す。その頃には戦闘もかなり決着が着いていた。
「まさかコロニー落としを防ぐなんてね」
そして敵をあらかた倒した頃に数隻の戦艦が出て来た。そのうちの一隻からの言葉だった。
「人間なのに。やってくれるよ全く」
「御前か」
刹那はその言葉の主が誰なのかすぐに察した。
「ここで出て来たか」
「思った以上にやってくれるよ」
その忌々しげな言葉が続く。
「全くね」
「俺達を侮っているからだ」
刹那はこうも彼に言い返した。
「だからだ。貴様は失敗した」
「くっ・・・・・・」
「そしてどうするつもりだ」
忌々しげな声を出すリボンズにさらに問うてみせた。
「まだ俺達とここで戦うつもりか」
「言ってくれるね」
かろうじて平静を装いながらの今の言葉であった。
「君も成長したものだよ」
「成長だと」
「そうだよ。あの時はね」
さらに言うのだった。
「まだ小さな子供だったのに」
「小さな子供!?」
「どういうことだそりゃ」
皆ここで今の彼の言葉に怪訝な顔になった。
「あいつは見たところガキだが」
「はったりか?」
「覚えているかな。あの時モビルスーツが前に出て来たことを」
「モビルスーツだと」
「あの時君は何をしていいのかわからなかった」
こう刹那に言うリボンズだった。
「そうだったね。ほら、あの戦火と
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