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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十七話 小さき神
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                第百四十七話 小さき神
  メメントメリを破壊したロンド=ベルは次の作戦行動について練っていた。
その場で。ルリがこう言った。
「彼等の居場所はわかりました」
「えっ」
「それも!?」
「メメントメリをハッキングした時にです」
その時のことを話すのだった。
「それがわかりました」
「ああ、そうか」
アキトはそれを聞いてすぐに納得して頷いた。
「メメントメリにそのデータがあったんだね」
「そうです。そこから判明しました」
「罠じゃないのか?」
サブロウタはここで疑う言葉を出した。
「まさかと思うけれどよ」
「罠!?」
「っていうと?」
「いやよ、わざとハッキングされるようにメメントメリに偽のデータを残しておいたとかよ」
彼はこう考えていたのである。
「そういうのじゃねえのか?よくある話だぜ」
「確かに」
「有り得る話ね」
皆サブロウタのその主張に頷くものを見出していた。
「そうして罠に誘い込む」
「よくある手だよな」
「いえ、それは違います」
だがここでルリは言うのだった。
「それなら最初からメメントメリは囮だった筈です」
「あれが囮!?」
「そしてそこから情報を渡して罠に誘い込む」
サブロウタの主張を受けたうえでの今の言葉だった。
「そうする筈です」
「そうですね」
テッサも今のルリの言葉に頷いた。
「確かにそうします」
「そしてその誘い出した場所で私達を叩く」
ルリの言葉が確かなものになった。
「ところがメメントメリはまさに最終決戦兵器でした」
「俺達を倒す為の」
「確かにそうだったわ」
「ですからそれは有り得ません」
あらためて罠の可能性を否定するルリだった。
「あれが罠だというのは」
「じゃあやっぱり」
「ハッキングから手に入れた情報は」
「本物の情報です」
あらためて言うルリだった。
「彼等の本拠地、そして戦力のことも」
「戦力までわかったの」
「凄いわね」
「まず本拠地は金星にあります」
「金星か」
「あそこなの」
皆金星と聞いて意外な顔になった。
「まさかあそこに本拠地を置いているなんて」
「太陽系の内側に」
「そしてさらにです」
ルリの言葉は続く。
「メメントメリはもう一つあります」
「何っ!?」
「まさか」
そのことも聞いて皆今度は驚いた。
「メメントメリがもう一つだなんて」
「あのデカブツが」
「いや、あっても不思議じゃないわ」
だがここでセニアが言うのだった。
「あれが二つあってもね。データがあるんだし」
「じゃあそれも潰さないと」
「駄目ってわけね」
「その通りです。そのメメントメリもまた潰さなければなりません」
ルリは言うのだった。
「そして他の戦力ですが」

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