暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十七話 小さき神
[4/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「食うだけじゃなくよ」
「作るって」
「本当かな?」
「絶対に嘘よね」
「間違いないわ」
同じ女性であるエルもルーも信じてはいなかった。
「ワインとかならわかるけれど」
「そもそもお料理作ることだけでもまだ信じられないし」
何処までも妙なイメージを持たれているハマーンだった。
「けれどよ、料理上手いのは事実だしな」
「そうよね」
ジュドーとリィナはそれは知っていた。
「ちょっと。それでもよ」
「どうなのかしら」
「へっ、嘘に決まってるぜ」
「その通りだ」
ここで言い切ったのはエイジとシンだった。
「このおばさんがお菓子だって?冗談きついぜ」
「全くだ。全然女に・・・・・・ぐわっ!」
「それ以上の発言を禁じる」
ハマーンはそれぞれの手で二人の首を絞めてきたのである。
「いいな」
「あ、あぐぐぐぐ・・・・・・」
「ぐえええええ・・・・・・」
二人はそのまま落ちる。恐ろしい腕力だった。
「私はまだ二十一歳だ。おばさんではない」
「そ、それは知ってますよ」
「え、ええ」
サイとトールは落ちた二人を見ながらとりあえずハマーンに応えた。かなり引いている。
「けれどハマーンさんお菓子って」
「本当にお好きなんですか」
「けれど実際に今食べてるし」
「そうよね」
見れば今自分の前にあるジャンボパフェを食べている。それもかなりの勢いで。サイとミリアリアもそれははっきりと見ていることは否定できなかった。
「少なくとも食べることは好きなのは」
「事実なんですね」
「だからハマーンは甘いもの大好きなのよ」
ここでまたミネバが皆に話すのだった。
「いつも私と一緒におやつ食べてるし」
「御相伴させて頂いています」
ハマーンはにこりと笑ってミネバに顔を向けて答えた。
「ただ」
「ただ?」
キラがここでふとハマーンの言葉に気付いた。
「何かあるんですか?」
「あまり甘いものを食べ過ぎるのはよくないことだ」
ハマーンが言うのはこのことだった。
「糖分は歯に悪いし過度の摂取は肥満の元だ」
「つまりデブになるってことだよな」
「歳取ると新陳代謝落ちるしな」
復活したエイジとシンがまた言わなくていいことを言う。
「まあおばさんは仕方ねえよ」
「デブになるのが当たり前だしな・・・・・・ぐほっ!」
今度はハマーンの鉄拳をそれぞれ顔に受けて吹き飛ぶ。そうして店の壁に頭を打ちつけてまたしても倒れ伏すことになってしまった。
「生きてるかな」
「安心しろ、息はある」
斗牙とレイがそれを見てとりあえず言った。
「そう。じゃあいいけれど」
「そう簡単に死ぬ二人ではない」
このことはよく知っているレイだった。
「だからこのままでいい」
「そう。じゃあこのまま放置しておくね」
「それにしてもこの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ