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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十六話 メメントモリ
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回し蹴りで敵の戦艦を蹴り飛ばす。一撃だった。
一撃で戦艦が真っ二つになり爆発する。彼もまた本気だった。
「俺達を止められるものか!」
「いいぜ一矢!」
リョーコが今の一矢の攻撃を見て声をあげる。
「相変わらず見事な戦い方だな。痺れるぜ」
「そうですよね。やっぱり一矢さんの熱さっていいですよね」
ヒカルも今の一矢の戦いを見て笑顔になる。
「あそこまで熱いと本当に」
「素晴らしい」
何とイズミも今回は苦しいことこの上ない駄洒落を言わない。
「私達も頑張る、だから」
「その通りです」
ルリもまた言うのだった。
「私達も一矢さんに負けてはいられません」
「じゃあルリちゃん」
ユリカがそのルリに声をかけてきた。
「ナデシコも前に出します」
「今以上にです」
既にナデシコも前線に立っている。しかしそれ以上だというのだ。
「行きましょう」
「わかりました。ナデシコ前進します」
そのすぐ前に敵がいる。それでもだった。
「ミサイル発射です」
「了解です!」
メグミにも一矢のその熱さが伝わっていた。
「いきます、このまま!」
「うおおおおおおおおおっ!」
アムロもまた吼える。
ファンネルだけではなかった。ビームライフルも使う。その一斉射撃は恐ろしいまでに敵機の急所を衝き貫き続けていた。
それにより敵を次々に倒していく。それで突破していく。
だがその先にすぐに。敵が現われるのだった。
「くっ、またか!」
「メメントモリには近付いているのに」
カツはアムロの横で戦っていた。そこで悔しそうに言う。
「どんどん出て来ますね」
「しかもよ」
ケーラがここであることに気付いた。
「敵の数はそれほど減っていないわね」
「!?そういえば」
カツもケーラの今の言葉で気付いた。
「何重も敷いていたらそれで分散されている筈なのに」
「次から次に出て来るわね」
また言うケーラだった。
「これってどういうことかしら」
「それだけれどな」
いぶかしむ二人にスレッガーが言ってきた。
「何か今目の前に出て来た連中な」
「はい」
「何かありますか?」
「ダメージ受けてる奴が結構いるな」
彼はこのことに気付いたのだ。
「結構な。どういうことだあれは」
「ああ、あの戦艦よ」
「そうだな」
カイとハヤトは目の前にいる一隻の戦艦を見て言い合った。
「前に沈めそこねたやつだったな」
「そうだったな。あれだな」
「ということはだ」
「そうですね」
そしてリュウとセイラが気付いた。
「俺達が突破した陣の敵がまた出て来たんだな」
「それですね」
「!?それってつまり」
「あれですか!?」
クリスとバーニィはすぐにこの仕組みがわかった。
「私達が残した敵が後ろに回ってまた陣を作って」
「俺達
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