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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十六話 メメントモリ
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メントメリから光が放たれたように見えた。
しかしそれは攻撃の光ではなかった。彼等はそのまま爆発していくのだった。
「何っ!?」
「まさか」
「メメントメリが!?」
イノベイター達の中から驚きの声があがる。
「破壊されただと」
「まさか」
「支配される連中が!?」
「う、うわあっ!」
「ば、爆発が!」
メメントメリの中にいる者達はその爆発に巻き込まれていく。そして神の光とやらは完全に破壊されて銀河の中に消え去ってしまったのだった。
「くっ、まさかこんなことになるなんて」
だがリボンズは生きていた。彼だけは。
既に脱出していたのである。メメントメリの中にいる他の者を全て見捨てて。
「絶対者に弓引いたこと、後悔させてあげるよ」
脱出用シャトルの中で忌々しげに言うのだった。
「このことは忘れないからね」
こう言い捨てて逃げ去るのだった。既に他のイノベイター達も逃れていた。
だが戦闘はまだ続いていた。残った者達は指揮官達がいないまま戦っていた。
「!?こいつ等」
「まだ戦うのか?」
「メメントメリは破壊したぜ」
「まさか」
スメラギはその彼等の動きを見て言った。
「彼等を洗脳している!?」
「洗脳!?」
「それで彼等を戦わせているのかよ」
「ひょっとして」
皆それを聞いて驚きの声をあげた。
「何て奴等だ!」
「そういえば攻撃が」
「できるだけ動きを止めて」
スメラギはあらためて彼等に言うのだった。
「このままね」
「わかりました」
「それじゃあ」
攻撃を切り替えた。両手両足に攻撃を当ててそれで戦闘不能にするのだった。そうして彼等の攻撃の動きを止めて戦いを終わらせたのだった。
戦いが終わった時イノベイターは皆消えていた。誰もが戦場を離脱していた。
「部下を見捨ててか」
「何て奴等だ」
ロンド=ベルの面々はまずはそのことに嫌悪感を覚えた。
「しかもよ」
「その洗脳だけれど」
その話にもなるのだった。
「麻薬を使ってるわ」
「それで戦意も高揚させていたわ」
「・・・・・・麻薬か」
「そんなものまで使って」
それを聞いて皆唖然とさえした。
「呆れたっていうか」
「とんでもない連中ね」
「所詮手駒だ」
刹那はここで言った。
「奴等にとって自分達以外は手駒なのだ」
「手駒か」
「人間じゃなくて」
「奴等は自分達を人間とは思っていない」
刹那はさらに言うのだった。
「そもそもだ」
「人間じゃない!?」
「じゃあ何だっていうの?」
「まさかと思うけれど」
「そのまさかだ」
今度はこう答える刹那だった。
「奴等は自分達を神だと思っているのだ」
「神って」
「そういう奴等かよ」
そうした存在には多くの者が既に受けている印象があった。それを言うのだった。

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