第百四十五話 二人のティエリア
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ゃあな」
「どんどん頂くよ」
スティングとアウルはその鰐のステーキも頬張りだしていた。
「爬虫類って案外食べやすいよな」
「そうだね」
「そんなに言うんだったら」
「それじゃあ」
皆暫し顔を見合わせたがここは食べてみることにしたのだった。
実際に食べてみると。これが結構いけたのだった。
「あっ、確かに」
「いけるわ」
「美味いじゃねえか」
食べてみてそれを実際に確認したのであった。
「本当に鶏みたいな味だし」
「脂身も少ないし」
意外といい肉なのだった。
「結構以上にいける?」
「そうよね」
「わしの言った通りだろう」
グン=ジェムは今度はロブスターを殻ごと食べている。恐ろしい歯と顎である。
「わかればさあ」
「よし、どんどんやるか」
「そうね」
皆その爬虫類の料理も食べていくのであった。そうしてこの楽しい宴会を過ごすのだった。
宴会が終わった次の日。ロンド=ベルにある知らせが入った。
「新入り?」
「補充兵?」
「そうだ。君達への助っ人だ」
フィッツジェラルドからの言葉だった。
「君達へのな」
「補充兵っていうか追加?」
「そうだよな」
話を聞いてこう言い合う彼等だった。
「どっちかっていうと」
「それですよね」
「そう言った方が相応しいか」
フィッツジェラルド自身もそれを認めるのだった。
「とにかくだ。そのメンバーだが」
「はい」
「誰ですか?」
「パイロット達に艦艇のクルーだ」
それだというのである。
「悪いが艦艇はない」
「ああ、それは必要ありませんぞ」
兵左衛門が彼に告げるのだった。
「何しろ今我々は多くの艦艇がありますからな」
「だから大丈夫だというのだな」
「はい」
こう答えるのだった。
「ですからそのことへの心配は無用です」
「わかった。ではそのことについてはだ」
「そうお考え下さい」
艦艇についてはこれで話を終わるのだった。
「そういえば我が軍って今」
「結構船持ってるよな」
「そうよね」
皆そのことにも気付いたのであった。
「マクロスだって三隻もあるし」
「セフィーロからも三隻」
NSXや童虎達のことである。
「他にも一杯あるし」
「全部で何隻だったかしら」
「二十五隻?」
「随分と増えたわね」
「それだけあれば確かに問題ないな」
一太郎がここで頷いた。
「流石に」
「そこにパイロットですか」
「それで補充クルー」
「補充クルーはプトレマイオス2に行ってもらう」
また述べるフィッツジェラルドだった。
「それでいいか」
「はい」
スメラギはすぐに彼に返答した。
「こちらは是非共です」
「是非か」
「今プトレマイオスも人手が足りませんので」
プトレマイオスはそうだったのだ。
「宜しければ是
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