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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十五話 二人のティエリア
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たのだし」
「何か色々とあるみたいだな」
「そうだよな」
このことはロンド=ベルの面々も察した。
「何かよくわからないけれどな」
「それはな」
「さて、ティエリア」
また楽しそうに言うリジェネだった。
「これからも宜しくね」
「生憎だが僕は君と付き合うつもりはない」
きっとした顔になって言い返したティエリアだった。
「だが君は必ず倒す」
「一応話は聞いたわ。それじゃあね」
ここまで話してそのうえで姿を消すリジェネだった。彼女が姿を消すとイノベイターの軍勢も姿を消した。後にノコツのはロンド=ベルの面々だけだった。
「一時月に戻るか」
「そうですね」
「戦いは終わりましたし」
皆今のグローバルの言葉に応えた。
「それじゃあここは」
「月に」
「全軍集結」
まずは戦闘により散開している彼等を集結させた。
「そのうえで月に帰投する」
「了解」
「わかりました」
皆それを受けて集結にかかった。それにより撤収に入るが二人動かない者がいた。
「あの女・・・・・・」
ルイスはまだ血走った目でそこにいた。
「パパとママ、それに皆を」
「ルイス・・・・・・」
その彼女に沙慈が声をかけた。
「行こう、もう」
「沙慈・・・・・・」
「戦いは終わったよ」
「いえ、まだよ」
だがルイスの目は血走ったままだった。
「あの女。あの女を」
「いや、帰るぞ」
ここで刹那も彼女に言ってきた。
「帰るぞ。戦いは終わった」
「まだ、私はあいつを」
「次の戦いで倒せばいい」
こう彼女に言うのだった。
「いいな。次の戦いでだ」
「次の戦いで」
「そうだ」
有無を言わせぬ口調だった。
「それは今ではない。わかったな」
「・・・・・・ええ」
ここでやっと頷いたルイスだった。
「じゃあ私も」
「帰ろう、ルイス」
沙慈は今度はさらに優しい声をかけた。
「いいね」
「ええ」
彼の言葉にも頷いた。そのうえでようやく撤収に入るのだった。
そしてティエリアもまた。彼は難しい顔で残っていた。
「ティエリア」
「いいかな」
その彼にロックオンとアレルヤが声をかけてきた。
「戦争は終わったぜ」
「もう帰ろう」
「わかっている」
一応こう頷きはするティエリアだった。しかし。
「それでも。あの女は」
「リジェネ=レジェータだったな」
「あの女だね」
「あの女。一体」
彼はその難しい顔で言うのだった。
「何故僕と同じ。それに」
「イノベイターの方にいるかだな」
「それだよね」
「何故だ」
まだ難しい顔になっていた。
「あの女。本当に何者なんだ」
「少なくとも今はわかるものじゃないさ」
「いても仕方がないよ」
彼等は言うのだった。
「だからな。帰るぜ」
「それでいいね」
「わ
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