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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十五話 二人のティエリア
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死ぬはあんたよ!」
ルイスは愛機の左肩を吹き飛ばされてもまだ戦意を失ってはいなかった。
「殺してやる!絶対に!」
「じゃあやってみなさいよ」
ネーナも血走った目で返す。
「殺し返してあげるわよ!」
「うわあああああああああああっ!」
絶叫しながらネーナに再び斬り掛かる。
「殺してやる!殺してやる!」
「こいつ!」
今度は右足を吹き飛ばされる。しかしまだ突き進むルイスだった。
「あんただけは!絶対に!」
「この女!」
「待って!」
「落ち着けルイス!」
ソーマとアレルヤが叫んだ。アレルヤが二人の間に入った。
「今の君じゃ無理だ!」
「どいてよ!」
そのアレルヤにも叫ぶルイスだった。
「あいつは!あいつだけは!」
「だから落ち着くんだ!」
必死に彼女を止めるのだった。
「さもないと死ぬのは君だ!」
「死んでもどうだっていうのよ!」
最早ルイスの言葉は狂気の域に達していた。
「あいつのせいで!皆もあたしも!」
「一体何があったの?」
ソーマは見たこともないルイスの狂気に唖然となっていた。
「彼女に何が」
「わからない。けれど今は」
「ええ、そうね」
深刻な顔でアレルヤの言葉に頷いて答えた。
「何にもならないわ」
「本当に死んでしまう」
二人は彼女を死なせるつもはなかった。毛頭として。
「だからアレルヤ、御願い」
「うん、わかってるよ」
わかっているからこそ今ルイスを止めているのだった。
「何があってもね」
「ルイスを。御願い」
「今だ」
そしてこの時だった。劾がスティング達に告げた。
「あの先頭のガンダムの動きが変わった」
「そうだな」
「それじゃああのガンダムを」
「一気に狙え」
こう三人に命じるのだった。
「一機撃墜すればこちらのものだ」
「うん」
ステラが彼の言葉に頷く。アウルのアビスガンダムは変形しそのうえでビームを連射しながらネーナのスローネドライに対して突き進む。
「おい、ステラ!」
「ええ」
「御前も来い!」
こうステラにも声をかけるのだった。
「変形してな!食い破れ!」
「わかったわ」
ステラのガイアガンダムも変形し獣の姿になって襲い掛かる。スティングのカオスガンダムもまた変形してそのうえでオールレンジアタックをネーナに仕掛ける。
「どっちにしろあんたはとんでもない奴だしな」
それは感じ取っているスティングだった。
「ここで死んでもらうぜ!」
「おら、これでも喰らえ!」
そのスティングの援護を受けたアウルはネーナの手前で元に戻りその戟で斬り掛かってきた。
「さっさと死んじまえってんだ!」
「ステラ、行く」
ステラも突撃しながら集中攻撃を浴びせる。
「これなら」
「くっ、三機がかりですって!」
この三人の攻撃を受けては
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