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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十五話 二人のティエリア
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うしてだい、それは」
「今はこの男の相手をしている」
「あっ・・・・・・」
言われてそのことを思い出したのだった。アリーのことを。
「この男をだ」
「そうだったね、僕は」
「ひゃははははは!俺のことを忘れるなよ!」
言いながらそのビームサーベルを鞭の如く縦横無尽に振り回してきたのだった。
「この俺のことをな!」
「くっ!」
「この男はあまりにも危険だ」
刹那はまた沙慈に告げた。
「俺達が離れることはできない」
「そうみたいだね」
忌々しいが、だった。沙慈もそのことを認めるしかなかった。
「こいつも。何があっても」
「行くぞ」
また告げる刹那だった。
「この男を倒す」
「うん」
沙慈もそれで納得した。そうして今はアリーと対峙するのだった。
「そのまま死ね!」
「来たぞ」
「うん」
刹那の言葉に頷いて応える。ダブルオーはそれを見てすぐに姿を消した。
「消した!?違うな」
だがアリーはすぐに察したのだった。
「そこか!」
「むっ」
自身の左にサーベルをやる。それを受け止めるダブルオーだった。
「読んだか」
「幾らでも読んでやるぜ」
アリーは不敵な笑みで刹那に返す。
「それで本当の戦争ってやつを教えてやるぜ」
「御前の戦争とはだ」
刹那はアリーの今の言葉に対して問い返した。
「殺戮や破壊のことを言うのか」
「そうさ」
悪びれずに返すアリーだった。
「それ以外の何がある?」
「わかった」
彼の言葉をここまで聞いての返答だった。
「では俺はだ」
「何をすると言うんだ?」
「貴様を倒す」
一言であった。
「そうして殺戮や破壊を楽しむ貴様をな」
「そうだね」
沙慈も刹那の言葉に応えて頷いた。
「この人は。こういう人は」
「この世にいてはならない」
沙慈に対しても告げた。
「絶対にな」
「だから刹那」
最早彼もアリーに対してその神経を集中させていた。
「戦おう、そしてこの人を」
「倒す。いいな」
「・・・・・・うん」
ルイスのことは気になるが今彼は彼の為すべきことがわかっていた。だからもう動かないのだった。
ルイスはそのままネーナのガンダムに突っ込んだ。そのビームサーベルで斬り掛かる。
「これで!」
「!?何よこいつ!」
ネーナはルイスの乗るそのティエレンを見て声をあげた。
「いきなりあたしの前に出て来て!」
「あんたのせいで!」
最早激昂し目が異様なものになっていた。
「パパとママは!」
「何か知らないけれどね」
ルイスの放つビームを左右に避けながら応える。
「あたしに向かって来るなんていい度胸してるじゃない!」
「ううっ!」
ネーナの攻撃を受けた。それにより左腕が吹き飛ばされた。
「敵なら容赦しないわよ!殺してあげるわよ!」

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