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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十五話 二人のティエリア
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だがその一撃はアリーによって受け止められてしまった。ビームとビームが激突する。
それにより凄まじい衝撃が走る。だが彼等はそれに動じてはいなかった。
「受けたか」
「しぶといのは俺の専売特許でな」
彼等の戦いもはじまった。その他にも三機のガンダムもいた。彼等はロンド=ベルに無差別攻撃を仕掛けていた。
「くっ、よけろ!」
「何だこの連中は!」
ロンド=ベルの面々はその無差別攻撃を何とか避けていた。何とか撃墜する機体だけは出さなかった。
だがダメージを受ける機が多く出ていた。それを見て動いたのはスティング達だった。
「行くぞ」
「ああ、あいつ等にだな」
「相手にとって不足はないよな」
「うん」
劾の言葉に頷く三人だった。
「あの連中を抑えないと戦局に悪影響が出るからな」
「それじゃあ俺達三人で」
「撃ち落とすってわけだな」
「行くわ」
「いいか」
劾はあらためて三人に指示を出す。
「一機ずつだ。だが油断するな」
「刹那達のガンダムとかなり違うな」
「そうだよね。何か殺伐としてるっていうか」
「雰囲気が」
これは直感で感じたことだった。
「特に何かあいつがな」
「あのガンダムだね」
「ステラが行く」
「いや、待て」
劾はここでステラを止めた。
「あのガンダムはとりわけ危険だ」
「危険?」
「見ていたが三機の中で一番無差別に攻撃を繰り返していた」
「そうだ、気をつけてくれ」
横からティエリアも言ってきた。
「あのガンダムは特に」
「それじゃあここは」
「作戦変更だ」
劾はここで判断を変えた。
「四機で行く」
「四機!?」
「四機で三機を相手にするっていうのかよ」
「それで行くの」
「そうだ、四機だ」
こう三人に告げるのだった。
「わかったな」
「了解」
「隊長がそう言うのなら」
「それで」
素直に従うことにした三人だった。
「これでいいんだな、ティエリア」
「うん。彼等はあまりにも危険だ」
劾の言葉に対して答えるティエリアだった。
「だから僕も行く」
「おい、三対五は幾ら何でもな」
「俺達にだって意地があるからな」
「止めて」
三人がティエリアにこう言ってきたのだった。
「それはいいさ」
「四機あれば充分だしな」
「ステラ達今までやれたから」
「君達なら大丈夫だとは思う」
ティエリアもそれはわかっているようだった。
「だが」
「だが。どうした?」
「僕の気にし過ぎか」
ここでこうも言うティエリアだった。
「ならやはり」
「助けには入らないのだな」
「そうさせてもらう」
結局それは止めたのだった。
「今は別の戦いに向かうことにする」
「悪いがそうしてくれよ」
「四機あれば充分だからね」
「御願い」
「うん。それじゃあ」

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