暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十五話 二人のティエリア
[11/21]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「うわ、また美人さんの参加かよ」
イルムがそのセツコを見て言った。
「いいねえ。やっぱり美人が揃うっていうのはね」
「そうやってすぐに女の子には目がいくのだな」
だがその彼の横にリンがやって来た。
「全く。油断も隙もない」
「けれどよ。御前が一番だからよ」
そのリンに苦しい言い訳をするイルムだった。
「そこはわかってくれよ」
「どうだかな。だがいい」
「いいのかよ」
「御前にはその分働いてもらう」
こうイルムに告げるリンだった。
「次の戦いでな」
「へッ、言われずともそうするさ」
この言葉には笑って返すイルムだった。
「戦いになればよ」
「そういえば次の戦いだけれど」
「イノベイターは何処なんだ?」
「そうよね」
「一体何処に」
「攻めてくるのかしら」
皆でその話をする。しかしであった。
「あっ、最後の一人よ」
「来たわ」
その話をするのだった。その最後の一人は。
「はじめまして」
「あ、ああ」
「どうも」
「アニュー=リターナーです」
敬礼と共に名乗ってきた。
「どうぞ宜しく御願いします」
「ああ、こちらこそ」
「宜しくね」
ロンド=ベルの面々も挨拶をする。そのうえで皆囁くのだった。
「思ったより美人ね」
「そうだよな」
「結構以上に」
こう話すのだった。
「けれど何か」
「感情が見られないっていうか」
「お人形さんみたい?」
こうも話すのだった。
「レイちゃんとは違ってどうにも」
「何か感情を全く見せないっていうか」
「何者なの?」
皆でそのアニューのことを話すのだった。
「まあただ感情が乏しいだけかもね」
「そうかもね」
「特に気にすることはないな」
「そうね。そういうことね」
感じた違和感を消してそのうえで再びそのアニューに向かい合うのだった。
だがそこにはもう彼女はいなかった。既にプトレマイオスツーに入ってしまっていた。話は終わりそのうえで今後のことを話すのだった。
「それでだよ」
「今後のことよね」
「イノベイターだよな」
話は彼等に関するものになった。
「今のところ大人しいけれど」
「いや、大人しいっていうかさ」
「何処にいるの?」
そのイノベイターの所在地のことだった。
「今は姿が見えないけれど」
「出て来るのは間違いないけれど」
「それでも。本拠地がわかれば楽なのに」
口々に話す。
「本当にね。何処にいるのか」
「それすらもわからないなんて」
「それは大した問題じゃないわ」
だがここでスメラギが言うのだった。
「本拠地がわからないのはね」
「えっ、けれど」
「本拠地がわからないのならどうして」
「出て来たところを叩けばいいのよ」
彼女が考えているのはこういうことだった。
「相手が出て来たと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ