第百四十四話 魂の凱歌
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「月ですね」
「月で英気を養いそのうえでだ」
彼は言うのだった。
「彼等との戦いに向かう」
「はい」
「いよいよ最後の勢力ですね」
「さて、それはどうか」
最後の勢力というのには懐疑的なサンドマンであった。
「それについてはな」
「違うんですか?」
「まさか」
「いずれわかる」
だがここでは言わないのだった。
「いずれな。とにかくだ」
「ええ、何はともあれ月に」
「行きましょう」
「全軍月に向かう!」
サンドマンはあらためて指示を出した。
「それで今回の作戦を終了とする」
「了解!」
こうしてゼラバイアとの決戦に勝利したロンド=ベルは月に向かう。そして今はその勝利の美酒を心ゆくまで味あうのであった。今は。
第百四十四話完
2009・8・22
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