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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十四話 魂の凱歌
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なかった。
「マサキ、また来るニャ」
「サイフラッシュニャ!?」
「決まってんだろうがよ」
こうクロとシロに返すマサキだった。
「ここはよ。どんどんやるぜ!」
「エネルギータンクはどんどん送られてくるニャ」
「だから心配することはないニャぞ」
「わかってるぜ。潰れるまでやってやらあ」
最初からそのつもりのマサキだった。
そして彼もサイフラッシュを放つ。その横にはテュッティがいた。
ガッテスも氷を放ちそのうえで。接近してきたその敵をグングニルで貫くのだった。
「これで!」
そのグングニルで貫かれた敵が爆発して果てる、これは戦いの一幕だった。
ロンド=ベルは圧倒的な数の敵に対して果敢に向かう。その結果ゼラバイア達はその数を大きく減らしていた。だがそれでもだった。
「敵は四十万か」
「はい」
命が大河に対して答える。6
「今はそれだけです」
「ようやく十万か」
「あと四十万ですね」
「何、大したことはない」
彼は言いながらそのまま目を正面に向けていた。そして言うのだった。
「全軍このまま攻撃を続ける!」
「それでいいんだな」
「そうだ。それこそが我等の今の進むべき道だ」
火麻にもこう返すのだった。
「今はそれだ」
「わかったぜ。じゃあ派手にやるぜ!」
彼等はその作戦を続けた。そして遂にゼラバイアの数が十万を切った時だった。ゼラバイアの惑星から遂にあの男が姿を現わしたのだった。
「!?あの巨大なゼラバイアは」
「まさか!」
「そのまさかだ」
ヒューギの既に勝ち誇った声が聞こえてきた。
「さあジークよ、いるな」
「僕はここにいる」
サンドマンは確かにいた。彼もすぐに応えるのだった。
「今ここに」
「ならば来るがいい」
ここでまた勝ち誇った声を出すのだった。
「そして私が倒してやろう」
「決着をつける」
「御前の死でな」
その巨大なゼラバイアがジークのグラヴィオンの前に来た。そして。
その激しい攻撃を浴びせてきた。忽ちのうちにサンドマンの乗るグラヴィオンは大きく揺れ動きその中で激しいダメージを受けてしまった。
「くっ!」
「サンドマンさん!」
「大丈夫ですか!?」
ロンド=ベルの面々はダメージを受けた彼のグラヴィオンを見て慌てて駆け寄ろうとした。
しかしそれは。サンドマン自身が止めたのだった。
「来る必要はない!」
「えっ、けれど」
「そのダメージじゃ」
「私はまだ大丈夫だ」
彼はこう言って仲間達を下がらせるのだった。
「私は。まだ戦える」
「ふふふ、そうでなくては面白くない」
ヒューギは必死に立っている彼を見てまた笑うのだった。
「貴様にそう簡単に死なれてはな。私としてもな」
「簡単には、か」
「そうだ。ただでは殺さん」
声にある嗜虐性がさらに強い
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