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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十三話 義兄弟
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だろうな」
「それは何にもならないわよ」
「こうする!」
二人に応えてその手を振り回しはじめた。するとそれで周りにいるゼラバイア達をその両腕で薙ぎ倒していくのであった。
「そうか。伸ばした手で潰すか」
「そうした戦い方もあるのね」
「後ろはない。なら戦うだけだ!」
アポロは叫ぶ。
「こうやってな!」
「そうだ、そのまま戦うのだ」
不動がアポロのその戦い方を認めて頷く。
「己が最もいいと思うやり方でな」
「かなり無茶苦茶ではありますね」
スメラギもこう言うだけだった。
「あんなのまさかと思うわ」
「その通りだ」
カティもそれは同じ意見だった。
「この部隊の戦い方はかなり滅茶苦茶だが今のはな」
「敵を倒せればいいんだよ」
だが当のアポロはこう言うのだった。
「何をやってもな」
「その通りだ。戦い方は一つではない」
やはりアポロを認める不動だった。
「諸君、このまま戦うのだ!」
そしてそれを全員に告げる。
「正面からな!」
「了解!」
戦いはさらに激しさを増していくがロンド=ベルはゼラバイア達の数を減らしていっていた。そうしてやがて惑星に近付いてきていた。
「よし、いよいよだ」
「あの星がゼラバイアの本拠地だな」
そのことを直感で察しているのだった。
「それなら遂に」
「来たのね」
「来たな、遂に」
ヒューギの声も出て来た。
「ジークよ」
「義兄さん・・・・・・」
「では来るのだ。決着を着けよう」
「・・・・・・・・・」
「私と御前のな」
「ならば」
サンドマンはその言葉を受けた。そうして艦橋の中で背を向けた。そうしてそのまま姿を消すのだった。
「後は頼んだ」
「!?サンドマン様」
「どちらに」
「私も行く」
こうメイド達に告げるだけだった。
「最後の戦いの為に」
そして向かった場所はゴッドシグマグラヴィオンの前だった。今それに乗り込もうとしていた。
だがその彼に追いすがるようにしてレイヴンが来た。そうして言うのだった。
「待って下さい」
「行くのをか」
「そうです」
その通りだというのだった。
「若し行けば貴方は」
「わかっている」
サンドマンはこくりと頷いて応えるのだった。
「私にとってこの戦いは」
「わかりました。ですが」
レイヴンはここで仮面を取った。そうしてアヤカに戻り。そのうえで言うのだった。
「約束して、ジーク」
アヤカはサンドマンを見て言った。
「必ず戻って来るって」
「・・・・・・済まない」
だがサンドマンは言えなかった。その言葉への返答は。俯いてこう言うだけであった。
「だがそれでも私は」
「行くのね」
「義兄さんとの決着をつけに」
それは必ずだというのである。
「私も行かなければ」
「けれど貴方のG因子は
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