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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十三話 義兄弟
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「けれど今のままじゃ」
「お気持ちはわかります」
「それは」
そのミネバにまたランスとニーが告げてきた。
「ですがミネバ様、ここはどうか」
「御気を鎮められたままで」
「わかっているわ。ハマーン」
「はい」
モニターにハマーンが出て来た。彼女も今は出撃しているのだ。
「そろそろ休憩よね」
「その時間ですが」
「グワダンに戻って来て」
こう彼女に告げるのだった。
「そして二人で」
「わかりました」
ここまで言えば充分だった。二人の間では。
「それではホットケーキを焼きますので」
「頼むわ」
ホットケーキと聞いて微笑むミネバだった。
「それを二人で食べましょう」
「ですがミネバ様」
ハマーンは少し釘も刺してきた。
「召し上がられた後は」
「歯を磨けっていうのかしら」
「その通りです」
こう微笑んでミネバに告げるのであった。
「さもなければ虫歯になってしまいますので」
「わかってるわ」
少し苦笑いになって言葉を返すミネバであった。
「ハマーンの言うことはいつも聞いているわ。安心して」
「そうして頂ければ何よりです」
ここでハマーンも微笑むのであった。
「歯は非常に大事ですから」
「ハマーンは歯も凄く奇麗だからね」
ミネバはハマーンを褒めもした。
「私も何時までもハマーンみたいな歯になりたいわ」
「有り難き御言葉。それでは」
こんな話をしたうえでミネバはここではハマーンと二人で彼女が作ったそのパンケーキを食べるのだった。それでかなりリラックスするのだった。
その日は結局何もなかった。それで拍子抜けしている面々もいた。
「ちぇっ、今日のうちにって思ってたのによ」
「そんなに残念だったのね」
「当たり前だろ!?」
シンであった。いらいらした様子で皆に応えていた。
「もうよ。ゼラバイアの連中ともこれで決着だって思ってたのによ」
「気持ちはわかる」
アーウィンが答える。
「その気持ちはな」
「ですけれどお」
しかしここでグリースも言うのだった。
「短気は損気ですう」
「っていうかシンってねえ」
「気が短いにも程があるぜ」
パットとヘクトールの突っ込みであった。
「もうちょっと落ち着けないの?」
「そんなんだと長生きできねえぜ」
「俺はゲーセンの占いで百二十歳まで生きるって出たから大丈夫なんだよ」
しかしシンはこう言い返すのだった。
「長生きに関しちゃな」
「うわ、確かに凄い生命線」
「異様に長いな」
ミーナとジェスが彼の手の生命線を見て言った。確かにとんでもない長さである。
「そりゃこれだけ長かったら」
「長生きできるか」
「俺に戦死はねえしな」
この自信もあるのだった。
「だからだいじょうぶだよ、絶対にな」
「やれやれだな」
「確かに死に
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