暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十三話 義兄弟
[2/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「こっちの世界はまだ政府はしっかりしているみたいだな」
アキラはこのことは把握できたのだった。
「だから随分助かったのか」
「そうよねえ。確かに」
ルナが視線を上に向けて考える顔になって述べた。
「それはないわね。大統領はあの人だし」
「羨ましいな。それは」
「そうよね」
あちらの世界の面々にとってはまさにそうであった。
「三輪長官がサイクロプスのボタン押した時なんか」
「どうなるかって思ったし」
「あれは俺も唖然とした」
イザークがここで言った。
「あの時はザフトにいたがな」
「サザーランド君も目が点になっていましたし」
アズラエルもこの話は知っているのであった。
「あの時彼はアラスカ基地の司令官でしたが」
「ああ、サザーランド大佐」
「あの人も元気かしら」
「サイクロプスから逃げられたけれど」
最早彼等にとっても懐かしい思い出であった。
「失脚はしてないのよね」
「確かな」
「今は台湾にいますよ」
アズラエルがここでそのサザーランドの現状を話した。
「そこで頑張っていますから」
「そうですか、それはよかった」
「台湾だと食べ物は美味しいですしね」
「まあそれはともかくとして」
「これからだけれど」
話はこれからの戦いのこといなるのだった。
「ゼラバイア、どう来るのかな」
「それね」
遥がここで言うのだった。
「私はてっきり宇宙に出て来たらもう大軍が待っているって思っていたわ」
「僕もです」
八雲もそれは同じなのだった。
「最後の戦いになるのですからやはり」
「けれどそうしてこない」
遥の顔が考えるものになっていた。
「それが何故かというと」
「策がある」
今言ったのはレイヴンだった。
「そう考えるのが妥当だな」
「その通りだ」
不動もまた言うのだった。
「間違いなくゼラバイアは仕掛けてくる」
「さて、それが何か」
「それですけれど」
「ヒューギ=ゼラバイア」
不動は今度は彼の名前を出した。
「果たしてどう攻めて来るのか」
「全軍警戒を怠るな」
ブライトは冷静に述べた。
「いいな。どんな事態にも対処できるようにだ」
「わかりました」
「それじゃあ」
皆警戒を怠ってはいなかった。何時何が起こっても対処できるようにしていた。その中で斗牙はリィルと共にいた。グラヴィゴラスの廊下で窓を見ながら話していた。
「ねえリィル」
「はい」
リィルは斗牙の言葉に応えてきた。
「あの時のことですか」
「御免ね」
リィルに顔を向けて謝る斗牙だった。
「あの時は」
「いえ、私わかったから」
リィルはこう彼に返したのだった。
「斗牙が言いたかったことが」
「僕が言いたかったこと?」
「ええ。私は一人じゃない」
リィルはまた言った。
「そ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ