暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十一話 失われた女神
[4/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
になるリィルだった。
「そんな。私は」
「あれっ、驚いたの?」
やはり何もわかっていない。
「本当のことだから。君はサンドマンの娘なんだよ」
「嘘・・・・・・」
「嘘じゃないよ」
繰り返しでしかなかった。
「ほら、次の戦いに備えてね。身体を休めようよ」
「・・・・・・・・・」
リィルは完全に我を失くしてしまった。そうしてふらふらと斗牙と別れそのうえで城の中を彷徨った。そうして橋のところで力尽き横に倒れていった。
「それでよ」
「だよなあ」
そこにたまたまエイジ達が通り掛った。彼は弾児や大島、高須達と楽しくお喋りをしながら橋のところを歩いているのであった。
「あそこであの技を出したのがよかったんだよな」
「やっぱりプロレスだぜ」
エイジはこう大島に告げた。
「延髄斬りでな。一気に決めるのがな」
「俺はあれだな」
剣人もまた言う。
「ジャイアントスイングで決めるのがいいな」
「あっ、あれもいいよね」
高須は彼の言葉に笑顔で頷いた。
「あの技でね。回していってね」
「そうだろ?ああいうのがいいんだよ」
「いや、渋く関節技だ」
これは弾児の意見だ。
「地味に、だが確実にだ」
「御前いつもそんなんだよな」
剣人は弾児の意見にあまり面白くないような顔を向けた。
「地味で確実ってな」
「しかしそれがいい」
だが弾児は己の意見を曲げようとはしなかった。
「確実なのがな」
「まあそれもいいか」
闘志也はその弾児の意見に賛成した。
「地味だけれど確実にやらないといけない時ってあるからなあ」
「あまり闘志也向きじゃないけれどな」
ジュリイは笑ってこう突っ込みを入れた。
「やっぱり派手にだろ?闘志也は」
「それにそうじゃないと闘志也らしくないな」
謙作も言う。
「派手にじゃないとな」
「まあそれを言ったらその通りだけれどな」
彼自身もそのことを認める。
「俺もな。派手にやらないとな」
「そうだよ。やっぱり派手に決めるんだよ」
エイジがここでまた笑って言った。
「プロレスでも何でもな」
「それはそうとエイジ」
「前見て」
ユミとカオリが言ってきた。
「あれリィルちゃんじゃないの?」
「あの髪はそうよ」
「あっ、本当ですね」
ルカがそれを見て言った。
「リィルさんです。あれは」
「もう歩けるようになったのか」
ミシェルは感心したように言う。
「まだ少しふらふらしているみたいだけれどな」
「いや、待て」
だがここでクランが目を鋭くさせた。
「何か様子がおかしい」
「様子が?」
「おかしい?」
今のクランの言葉にネネとララミアがすぐに身構えた。
「そういえば何か動きが」
「おかしいわ」
「そうね」
カナリアも既に身構えていた。
「あのままではまさかとは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ