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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十一話 失われた女神
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とかしてもらうしかないわね」
リツコもこの答えを出すしかなかった。
「残念だけれどね」
「そうなるわね」
この二人にしろ今は戦術指揮で手が一杯であった。戦いはロンド=ベルにとって戦力的にも精神的にも余裕がないまま進む。しかしそれでも彼等は奮戦し何とか凌ぎだしていた。そして遂には勝利を収めようという段階にまで進むことができたのであった。
「よし、このまま」
「いけるわね」
エイジとルナがグラヴィオンの中で笑みを浮かべていた。
「今回もどうなるかって思ったけれどな」
「何とかいけそうね」
「そうね」
二人に対してミヅキが応える。
「このままね。勝てそうね」
「おいエイジ」
エイジにディアッカが声をかけてきた。
「順調みたいだな」
「まあな」
「よし、じゃあよ」
ディアッカはエイジの機嫌がよくなったと見てさらに言うのだった。
「この戦いが終わったら炒飯御馳走するぜ」
「おっ、炒飯かよ」
「ああ。海鮮炒飯な」
それを御馳走するというのである。
「卵もたっぷり入れてな。どうだよ」
「いいな、それ」
エイジはディアッカのその炒飯の話を聞いて笑顔になる。
「じゃあ頼むぜ。他にもあるんだよな」
「後は海鮮麺に海老蒸し餃子に鱶鰭焼売だな」
「中華料理かよ」
「そうさ。それに小龍包」
それもだというのだ。
「他にも結構作るぜ。食うだろ」
「当たり前だろ。そうか、ディアッカの中華料理か」
「僕も作らせてもらうよ」
シンジも彼に声をかけてきた。
「ハンバーガー。どうかな」
「あれっ、シンジ御前料理できるのかよ」
「できるよ」
こう答えるシンジだった。
「ちゃんとね。これでも料理は得意なんだよ」
「まあらしいっていえばらしいな」
彼の話を聞いて何となくそうも思うエイジだった。
「それじゃあハンバーガーも頼むぜ」
「うん、任せておいて」
「お酒もあるからさ」
ザズも参戦してきた。
「それもどっさりと」
「お菓子もありますよ」
今度はサンユンだった。
「それもどうぞ」
「よし、何かえらく豪華だな」
話を聞いているうちに機嫌がさらによくなったように見えたエイジだった。
「よし、さっさと戦いを終わらせてな」
「もう終わりね」
レイが言ってきた。
「もう敵はいないわ」
「おっ、そうかよ」
「よし、じゃあ打ち上げだ」
アポロもエイジに対して声をかけてきた。
「いいな皆、派手に楽しむぜ」
「はい。それじゃあ」
エイナが彼の言葉に笑顔で頷いた。戦いは何とか無事終わったかに思えた。ところがであった。
「!?」
「馬鹿な!」
ここで、であった。突如グラヴィオンとグラヴィゴラスの後方にゼラバイア達が姿を現わしたのである。
「ゼラバイア!」
「伏兵!?まさか!」
「いかん!」
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