暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十一話 失われた女神
[11/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
あ、カーツ」
カーツとブラッドもスーパーアースゲインに乗り込んでいる。
「ここもまた正念場だ」
「やってやるさ」
「けれどよ。こりゃまずいな」
「まずいって何がよ」
パットは今声をあげたヘクトールに対して問うた。
「これ位の激しい戦闘はいつもじゃない」
「いや、そうじゃなくてよ」
だがヘクトールはそうではないと返すのだった。
「やっぱりな。グラヴィオンな」
「グラヴィオンなのね」
「まずいぜ。あの動き」
見ればグラヴィオンの動きは普段と違って何処かぎこちないように二人には見えた。
「あれじゃあ本当にな。一歩間違えたらな」
「そうだな」
アーウィンが冷静に彼の言葉に頷いた。
「まだ戻っていないのか」
「戻って欲しいです」
グルースはのんびりとした調子だったが本気で心配していた。
「さもないと現実に」
「いざとなったら私が行こうかしら」
ミーナは今にもグラヴィオンの方に行かんばかりだった。
「フォローでね」
「そうだな。いざという時にはな」
ジェスもそれは同じだった。
「行けるように構えておこう」
「そういえばサンドマンの旦那も妙だな」
イルムはサンドマンのことを言った。
「何かグラヴィゴラスの指揮もいつもよりはっきりとしないな」
「そうだな」
リンもそれは見抜いていた。
「あのままではグラヴィゴラスも危ない」
「そりゃまずいだろ」
ジョッシュは二人の話を聞いて眉を顰めさせた。
「グラヴィオンとグラヴィゴラスがなくなったらそれこそ」
「けれどジョッシュ」
ここでリリアーナがそのジョッシュに告げてきた。
「今私達だって」
「ここを離れられないっていうのかよ」
「ええ」
ジョッシュ達もそれはまた同じなのだった。
「私達がここを離れたらそれこそ」
「ちっ、じゃああれかよ」
ジョッシュはリリアーナの言葉に歯噛みして応えるしかなかった。
「エイジ達に頑張れっていうのかよ」
「それしかないと思うわ」
リリアーナの顔も辛いものになっていた。
「仕方ないけれど」
「方法はあるにはある」
だがここでウェントスが言ってきた。
「我々で敵をできるだけ引き付けることだ」
「それしかないっていうのね」
「俺はそう思う」
グラキエースにも答えるウェントスだった。
「それならばどうだ」
「そうだな。それしかねえな」
ジョッシュはウェントスのその提案に頷いた。
「肝心の斗牙があんなんじゃな」
「それじゃあ」
リリアーナも言う。
「それでいきましょう」
「ああ。それじゃあな!」
早速目の前のゼラバイア達に対して派手な攻撃を仕掛けるジョッシュだった。それによりゼラバイア達は小隊単位で次々と倒されていく。
「容赦しねえからな。覚悟しやがれ!」
「私だってそうよ!」
リリ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ