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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十話 斗牙の判断
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えた。
「だからよ。こっちの心配は無用だぜ!」
「五百であろうが千であろうが」
グラヴィゴラスから指揮を執るサンドマンも言う。
「退けてみせる。それではだ」
「はい!」
「大丈夫です!」
メイド達が一斉に彼の言葉に応える。
「やってみせます!」
「ガルラ帝国との戦いのことを思えば!」
そのあまりにも圧倒的な数を前にした時のことである。
「これ位!」
「五百なんて!」
「その通りよ!」
ルナも言う。
「こんなことでやられないわよ!」
「そういうことね。十機もいれば充分よ」
ミヅキも余裕を見せてきていた。
「じゃあ。それでいいわね」
「そういうこと。じゃあ軽く」
「軽くは駄目よ」
シンルーはアレックスに突っ込みを入れた。
「真面目にしなさい」
「ちぇっ、隊長は相変わらず厳しいな」
アレックスはシンルーのその言葉を受けて苦笑いで返した。
「まあそこがまたいいんだけれどな」
「まさかと思うけれど」
「アレックスさんって」
皆今のアレックスを見てひそひそと話す。
「マゾ?」
「っぽいよな」
「それではだ」
金竜も言う。
「五百機、相手をさせてもらう」
「はい!」
「やってやりましょう!」
この十機で五百機の相手をはじめた。グラヴィゴラスの援護射撃を受けながらその五百を倒していく。戦いは数をものともせずグラヴィオン達に優勢となっていた。
「よし!」
「いけます!」
エイジとエイナがそれを見て同時に声をあげた。
「このままならな!」
「防げます!」
「だが油断はするな」
レイヴンがここで彼等に釘を刺す。
「それはいいな」
「ああ、わかってるぜ」
「勿論です」
それがわかっていない二人ではなかった。エイジは幾分か怪しいが。
「けれど今はな」
「このまま防がせてもらいます」
「それは頼む」
レイヴンはこのことには素直に応えた。
「諸君等の活躍にかかっているからな」
「グラヴィゴラスはこのまま主砲を放ち続けるのだ」
サンドマンはグラヴィゴラスの指示を続けていた。
「いいな」
「はい、わかっています」
「このままですね」
またメイド達が彼の言葉に応える。
「主砲一斉射撃です!」
「撃ち続けて下さい!」
このまま凌げると誰もが思った。しかしであった。この激戦の中でゼラバイアの一機が放った流れ弾が。偶然グラヴィオンに当たったのだった。
「きゃあっ!」
「あっ!」
「リィル!」
リィルのコクピットの辺りに当たった。皆それを見て思わず声をあげた。
「どうなった!?」
「大丈夫か!」
「リィル!」
とりわけ血相を変えていたのはサンドマンだった。
「無事か!どうなのだ!」
「!?サンドマンさん」
「一体」
皆その血相を変えたサンドマンを見て怪訝な顔
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