暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十話 斗牙の判断
[15/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
せて」
「ええ」
「それで向こうの世界も平和になったら」
バーニィは言うのだった。
「シドニーで暮らすのも悪くないかな」
「この街で暮らすのね」
「それで。探偵でもやろうかな」
こんなことを考えて言葉にも出すのだった。
「それで気楽に暮らそうかな」
「一人でなの?」
クリスはそんなバーニィに対して尋ねた。
「それは一人でなの?」
「一人でって?」
「一人より二人の方がいいわよ」
クリスもまたくすりと笑っていた。
「そう思わないかしら」
「そうだね」
バーニィはまたくすりと笑った。
「それもいいね。二人でね」
「じゃあその二人でのシドニーでの生活の前に」
「うん」
話しながら前を見据える。128
「こっちのシドニーでの戦いはね」
「終わらせておくか」
こんな話をしながら前方のゼラバイア達にビームを放つ。ゼラバイア達は次々に撃ち抜かれ海に落ちその中で爆発する。戦いはロンド=ベルに優勢だった。
ゼラバイア達は次第にその数を減らしていく。勝利は目前に思われた。
「勝てるか?」
「そうみたいですね」
輝にマックスが応えていた。
「このままですと」
「何か今回はあっさり終わりますね」
柿崎も言う。
「随分と」
「だとしたらおかしいな」
フォッカーがここで眉を顰めさせた。
「ゼラバイアの連中も必死の筈だからな」
「っていうと」
柿崎はフォッカーのその言葉を聞いて目を丸くさせて言った。
「何かあるっていうんですか?」
「あると考える方が自然だな」
これがフォッカーの返答だった。
「ゼラバイアの連中にしろ必死なんだからな」
「じゃあ一体何が」
輝はフォッカーのその言葉を聞いて考える顔になった。
「仕掛けられているんでしょうか」
「伏兵ですかね」
マックスはその可能性を危惧した。
「よくあることですからね」
「レーダーには今のところ反応はないですね」
霧生は自機のレーダーを見ながら答えた。
「あくまで今のところですけれど」
「けれど油断はできないわね」
ミスティは冷静だった。
「そう思っても、っていうのが常だし」
「そうですよね。例えば」
レトラーデは勘から語っていた。
「後ろからとか」
「後ろか」
「ええ。それも特定の機体を狙うとか」
そういった事態も想定するのだった。
「そんなことが考えられません?」
「言われてみればそうだな」
輝はレトラーデのその言葉に頷いた。
「今まで色々な組織がそうしたことをしてきたし」
「それにゼラバイアっていったら」
今度言ったのはシルビーだった。
「どうやらサンドマンさんと浅からぬ因縁があるみたいだし」
「!?だとすると」
ヒビキはそれを聞いてすぐに血相を変えた。
「前方のゼラバイアは囮で本当の狙いは」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ