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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十話 斗牙の判断
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。皆そうした機関のビルを見て言うのだった。
「まあこういうのを見ていたらな」
「そうね」
「絶対にゼラバイアが狙いそう」
それはよくわかる。彼等は既にシドニーで戦闘態勢に入っていた。そのうえでゼラバイアが来るのを待ち構えているのであった。
「さて、どう出て来るかしら」
「果たして」
待ち構える。だが一時間経ってもまだ出て来なかった。
「あれっ、まだ?」
「来ないってわけないよね」
皆少し不安にもなりだしていた。
「まさかと思うけれど」
「出て来ないって」
「それはない」
ここでまたサンドマンが言うのだった。
「それは。絶対にない」
「ないんですか」
「絶対に」
「そうだ」
サンドマンはメイド達に対しても答えた。彼が乗るグラヴィゴラスも当然のように出撃している。そしてその巨体をシドニーに見せていた。
「彼等は間も無く来る」
「そうだね」
彼の言葉に最初に応えたのは斗牙だった。
「その通りだね。絶対にね」
「斗牙にはわかるの」
「うん、何となくだけれど」
ルナの問いにも答える斗牙だった。
「サンドマンは嘘は言わないしそれに」
「それに?」
「僕も何となく感じるから」
彼もだというのだ。
「気配をね」
「そういえば俺もよ」
今度出て来たのはエイジだった。
「感じるな。殺気ってやつか?」
「エイジさんもですか?」
「少しだけれどな」
エイジはエイナの問いに答えた。
「感じるぜ。もうすぐ来るぜ」
「!?レーダーに反応」
ここでミドリが言った。
「海から来るわ」
「どんぴしゃってわけね」
ミヅキの目が光った。
「本当に」
「さてと、それじゃあよ」
エイジはもう己のその指をボキボキと鳴らしていた。
「派手にやらせてもらうぜ」
「グランナイツの諸君」
サンドマンもここで言う。
「総員戦闘を開始せよ」
「了解!」
グランナイツだけでなくロンド=ベル全軍が戦闘に入った。海から来るゼラバイアの大軍を海岸で迎え撃つ。こうして戦いがはじまった。
戦いは上陸しようとするゼラバイア達をロンド=ベルが迎撃する形になっていた。圧倒的な数のゼラバイアを水際で食い止めていた。
「数は多いな」
「それはいつも通りね」
バーニィとクリスが迎撃しながら話をしていた。
「何かこうした水際での迎撃も多いけれど」
「飽きた?」
「いや、別に」
クリスの今の問いにはくすりと笑って返すバーニィだった。
「あれこれと色々な場所で戦ってるからね」
「こうした水際での戦いだけじゃないからね」
「だから飽きることはないね」
こう答えるのだった。
「ただ」
「ただ?」
「この世界でもシドニーはいい街だね」
戦いながらシドニーの街を見ているバーニィだった。
「こっちの世界での戦いを終わら
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