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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十九話 与えられた柱
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「少なくとも味方じゃないね」
「敵、ですか」
「それは確かさ」
随分と割り切ってもいるキャラだった。
「それでだよ。敵だったら」
「倒す」
マシュマーもまた一言であった。
「それだけだな」
「そうですか。じゃあやっぱり」
「行くぞゴットン」
「覚悟はできてるんだろうね」
二人はこうゴットンに問うてきた。
「無論行かなければそれでいいが」
「置いていくだけだしね」
「わかってますよ、それは」
そしてゴットンもそんな二人のことはよくわかっているのだった。
「じゃあ行きますよ。それじゃあ」
「私も行こう」
ハマーンもまた既に動きだしていた。キュベレイがまるで蝶のように舞う。
「それではな」
「はい、ハマーン様」
マシュマーが真っ先にそのハマーンに対して応える。
「参りましょう」
「うむ」
こうして彼等もその三つの謎の光に向かう。光は巨大な柱に向かっていた。
夜使はその動きを見てすぐに叫んだ。
「いかんぞ」
「いかんとは」
「ではやはりここは」
「そうだ。守らなくてはならない」
こう智使達に対しても述べるのだった。
「何があろうとも。だからだ」
「はい、それではすぐに」
「我々も」
「いや、ならん」
だが夜使は彼等が動こうとするのは止めるのだった。
「そなた達、死ぬつもりだな」
「それは」
「つまりは」
「わかっておる」
彼等に対してそれ以上は言わせなかった。
「当然そなた達もだな」
「その通りです」
「否定はしない」
錬使も剛使もそれは同じであった。
「さもなければ世界は」
「それならば我等の命で」
「それがいかんのだ」
やはり彼等に対してもこう言うのだった。
「頭使、両使」
「はっ」
「何か、夜使よ」
「そなた達は光を食い止めるのだ」
彼が言うのはあくまでそれだけであった。
「よいな。光をだ」
「!?しかし既に柱は」
「かなりのダメージを」
彼等も僅かに間に合わなかったのだ。その為に柱は既に結構なダメージを受けてしまっていたのである。
「柱はこのままでは」
「どうされるおつもりですか?」
「私が行く」
彼はこう言うのだった。
「私が柱に行こう」
「!?それでは」
音使はすぐに夜使の考えを察したのだった。
「夜使、貴方は」
「私は死ぬことはない」
彼は既に前に出ていた。宙を舞っていた。
「ただ。柱と共にいるようになるだけだ」
「!?柱と?」
「それって一体」
アポロとシルヴィアはそれを聞いても理解できなかった。
「何なんだよ、それってよ」
「柱と共にって」
「すぐにわかる」
今は彼等にも答えようとはしないのだった。
「すぐにな。詩使、いやシリウス」
「私をその名で呼ぶのは」
「いいのだ。そなたの真意はわかって
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