暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十八話 アトランティス
[10/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らロンド=ベルに対して通信を入れるのだった。
「俺も行こう」
「グレイ」
「御前もかよ」
「そうだ。俺も御前達と共に行きたい」
こう麗花とピエールに対しても言う。
「それでいいか」
「ええ、勿論よ」
「断るわけないだろ?」
二人は微笑んで彼のその申し出を受け入れた。
「だって。仲間じゃない」
「戻って来るならそれでいいんだよ」
「そうか」
彼等の言葉を受けて頷いた。その時だった。
右目を覆っていた翅が消えた。まるで霧のように。
「翅が!?」
「まさか」
「いえ、当然のことよ」
驚くつぐみとジュンに対してリーナが告げた。
「これもまた」
「当然のこと。これが」
「そんな・・・・・・翅が消えてしまうなんて」
「翅なんて些細なものでしかないから」
だからだというのである。
「消えて当然のものよ」
「そうね。翅があろうとなかろうと」
「人は人だから」
クルトとクロエが今の彼女の言葉に頷く。
「だから翅なんてすぐに消えたんだ」
「そういうことなのね」
「その通りだ!」
そして不動が叫んだ。
「諸君!」
「はい!」
「行くんですね!」
「その通りだ。今ここで天使達との戦いを終わらせる!」
高らかにこう叫ぶ。
「彼等の地アトランティスでだ」
「アトランティス!?」
「何処ですか、そこは」
それは彼等の知らない場所であった。
「名前は散々聞いたことがありますけれど」
「何処かっていうのは」
「それは南極にあった」
ここで言う不動だった。
「だがそれは今までわからなかったのだ」
「調査でわかったんですね」
「その通りだ」
彼等の問いにまた答えるのであった。
「そこに彼等がいることがな」
「南極にって」
「けれど南極っていったら」
ここで誰もが思うのだった。南極といえばそこにあるのは氷だけである。氷だけの世界にどうしてあの天使達がいられるのかということだった。
「あんな世界だけれど」
「あそこにですか」
「氷の中にも世界がある」
これが彼の説明であった。
「言うならば異なる世界か」
「ラ=ギアスと同じってことね」
「そうですね」
セニアとウェンディはすぐにこう察した。
「つまり。そういうことなのね」
「そう考えるとわかりやすいですね」
「だからこそ容易に見つかりはしなかった」
不動はこのことも言った。
「だがそれがわかった今」
「はい」
「今からそこに」
「その通りだ。全軍で天使達を追撃しそのうえで雪崩れ込む」
これは作戦の通りであった。
「いざ、天使達との最後の決着に!」
「わかりました!」
「やってやりましょう!」
こうしてロンド=ベルは天使達をもう追撃する。天使達もそれを振り切ろうとするが中々できなかった。彼等の動きがあまりにも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ