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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十八話 アトランティス
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だ」
しかしここでレイヴンが言った。
「備えをしておくことはな」
「備えかよ」
「予備を置いておくことは戦略の基本だ」
レイヴンは次にこうも話した。
「今回もそれは同じだ」
「そうかよ。何か釈然としねえがな」
「問題はだ」
ピエールに応えてまた言うレイヴンだった。
「それに乗っているのが誰かだ」
「誰か!?」
麗花はそれを聞いて声をあげた。
「そういえばあのアクエリオンは人が乗っているみたいだけれど」
「嫌な予感がしない?」
「そうね」
「何か」
テセラとチュクル、それにコリニアは胸騒ぎを感じていた。
「ひょっとしたらと思うけれど」
「何?この嫌な感触」
「まさかと思うけれど」
「いや、おそらくそのまさかだ」
ここでサンドマンも言った。
「あの中にいるのはだ」
「さあ行け新たなアクエリオンよ」
またここで司令官が言う、
「そして天使達を退けろ」
「はい」
「!?」
「あいつは!」
ここでモニターにそのパイロットの顔が出る。それは。
「グレイ!」
「グレイ=アンダーソン!」
シルヴィアとリーナが彼の顔を見て叫んだ。
「嘘・・・・・・どうしてあんたが」
「まさか。治療中に」
「その通りだ」
また司令官が言う。見れば彼の右目を覆い隠すようにして羽があった。その羽こそは。
「あの天使の子供の羽を移植したのだ」
「何てことを・・・・・・」
「そこまでしてかよ」
ロンド=ベルの面々はそれを聞いて顔を忌々しげに歪めさせた。
「おい、あんた達自分のしたことがわかってるのかよ!」
「そうよ、そこまでしてどういうつもりよ!」
「どういうつもりだと!」
連邦軍司令官がまた言ってきた。
「天使は敵だ!しかも我々を害してきた!」
「だからああしたっていうかよ!」
「黙れ!」
司令官はここで一喝するのだった。
「奴等が何をした!そして我等には奴等の力が必要だからだ!」
「だからかよ」
「そうだ」
アポロに対しても言うのだった。
「それがどうしたのだ。それよりも」
「何だ?」
神宮寺は彼が何を言いたいのか察した。
「あのことか?」
「そうだ。御前達があの子供を連れて行ったな」
「さてな」
ヒイロは彼のその問いに白を切ることにした。
「証拠はない筈だがな」
「証拠はないがそれでも子供は解放された」
「いいことだ」
ヒイロは簡潔に言い切った。
「少なくとも非道は止められた」
「非道は止められたか」
「そうだ」
司令に対してまたしても簡潔に言い切った。
「その通りだ。いいことだ」
「いいことだというのか。子供がまだいればより多くの移植ができたというのにな」
「それで何になるというんだ・・・・・・」
洸は彼等の言葉に苦い顔を見せた。
「そんなことをして
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