暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十八話 アトランティス
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
きく変わろうとしていた。そしてその天使達が今。ロンド=ベルと再び対峙しようとしていたのであった。
「それであのガキはどっか消えたんだな」
「ああ、そうだ」
神宮寺がチャック=キースに答えていた。
「人は襲わないと言ってな」
「本当だとは思えないけれど」
モーラはそれをあからさまに疑っていた。
「そんなのはとても」
「普通に考えればそうですよね」
ここで猿丸が言ってきた。
「普通なら」
「何かあったのか?ひょっとして」
「はい、ありました」
麗はコウの問いに答えた。
「彼は花畑の中にいた時にその花から糧を得ることができました」
「花から糧を!?」
「そうです。それも人からよりも遥かに彼等に合うものを」
「得ていたのよ。実験の中でそれがわかったのだけれどね」
マリも言うのだった。
「だからもうあの子が人を襲うことはないわ」
「それはいいことだな」
凱もそれには笑顔になる。
「しかしそれであの天使は何処に行ったんだ?」
「それがよくわからないんですよ」
洸が少し項垂れる顔で言ってきた。
「あのまま俺達の手を振り切って何処かに行って」
「それでわからないのかよ」
「何処に行ったのか」
「その通りだ」
ヒイロが皆に答えた。
「何処に行ったのかはな。全くな」
「しかしよ。もう人は襲わないからよ」
「安心していいだろう」
デュオとウーヒェイも皆に告げる。
「とりあえずは安心さ」
「あの天使も助かった」
「そうか。まずはいいこと尽くめと言えるね」
万丈はここまで聞いてまずは頷いた。
「しかし。これで思ったことだけれど」
「どうしたんだ?一体」
「いや。天使達と戦う意味がなくなったと思ってね」
彼が今度宙に言うのはこのことだった。
「彼等が人を糧とする必要がないのならね」
「その通りだな。確かにな」
宙もそれを聞いて頷く。
「あの連中が人を襲う意味がなくなるからな」
「とりあえず彼等と話してみたいな」
万丈はこうも考えるのだった。
「そうしたら他にもわかることがあるかも知れない」
「おい、それは幾ら何でも」
宙は彼の言葉を聞いて怪訝な顔になった。
「無理だろ、あの連中と話なんてよ」
「いや、そうともばかり言えない」
「そう思います」
だがここでトロワとカトルが言うのだった。
「あの子供も考えは人とは変わらなかった」
「ですから」
だからだというのである。
「話してみる価値はある」
ヒイロもここで言った。
「天使達とな」
「けれど今はまだ無理かな」
しかし万丈はこうも考えるのだった。
「ちょっとね。まだお互い話し合える状況じゃないし」
「シリウスは取り戻したいけれどね」
ミヅキが困ったように言った。
「是非ね」
「その為に今必死に天使達を探してる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ