狩りに行こうぜ!@
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こよ」
「……いつの間に……」
リンの隣、リョウコウとは反対側。すでにシノンは温泉に浸かっていた
「はー……広いお風呂っていいわね。うちのお風呂はボロいから……。サチも早く入ったら?」
「シノン、言葉が荒くなってるぞ」
「……ごめん、どうしても直らない」
詩乃とシノン。間の氷は解けたとはいえ、まだその影響は残っているようだ
「まあ、少しずつ直していけばいいよ。……お邪魔するね」
サチはシノンの荒い言葉に気分を害した様子もなく、逆にシノンに微笑みかけるとゆっくり温泉に入った
「……まだ、やってるのか……あいつら」
「はっはっは! まあ奴らもせっかく親交を深めてるんだから」
言い争いにシフトしているリクヤとユカの会話に目を向けながらリンは呆れたような口調で、リョウコウはどこか暖かみを含んだ口調で言葉をかわす
何というか、子供の喧嘩を見る父と祖父のような会話である
「……そろそろ逆上せそうなんだが」
「……そうだな」
実際には逆上せることはないのだが、雰囲気に呑まれて気分が悪くなる可能性がある
「もう行くの?」
「おう、時間的にそろそろな」
ついでに尺的にもそろそろ進めないとマズい
「おい、そろそろ行くぞ」
「ああ、わかった」
「ちょっと、まだ私は温泉に浸かってないわよ!?」
「……ユカは別にまだクエストに行かないんだから今からゆっくり浸かっていけばいいじゃん」
最初にクエストに行くのはリクヤ、リョウコウ、リン、サチの四人。次はサチがシノンに変わり、最後にユカ……という順番である
「一人で入ってろって言うの?」
「大丈夫、私もいるから……」
リクヤに噛み付くユカに対して同じく居残り組であるシノンが小さくフォローする
「……ありがとう。どっかの誰かさんと違ってシノンは優しいわね」
どっかの誰かさんのところで視線を向けられたリクヤはため息をついた
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