暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
狩りに行こうぜ!@
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「私も見てみたいのよ」

後々燐がそのことについて聞くと悠香もモンハンをやっていたらしい
自分の妹である明日奈にばかり気をかける両親
そんな現実に嫌気が差し、ゲームにぶつけていたと
理由は真逆ではあるが燐と同じよう心情であり、妙に親近感を覚えた燐だった

「キリトとはあっちで合流?」

「いや……どうも外せない用事があったみたいで代役をたてるとか言ってたぞ」

「代役か……誰だろう?」

クラインかエギルか……そのあたりではないかと燐は考える
キリトの交友関係でモンハンができそうなのはその辺しかいない
……クラインだったら殺る。そう、燐と詩乃は決意を固めた

「あそこかな?」

菊岡さんからもらった地図とにらめっこしながら皆の先導をしてくれていた詩乃が立ち止まる
その詩乃の視線の先には割と新しいビルが建っていた

「遅かったな」

「なんでお前がいる……涼人」

「居たら悪いのか?」

そのビルの入り口で待っていたのは桐ケ谷涼人。タイミング的にキリトの代役なのだろうけど

「いや……悪いってことはないが……」

なんというか……敵役のモンスター達がかわいそうだ
力では明らかにSAO生還者一で中国由来の巨大な冷裂を振り回すリョウコウにモンハンでは明らかに火力が有りすぎてまずあり得ない双大剣のリクヤ。スナイパーで有効射程以上の距離で正確に射ぬいてみせる弓使いのシノン

「燐、今なんか考えなかったか?」

「いや、俺以外モンハンの常識を完膚無きまでに打ち壊しそうだな……と」

「銃弾を斬ったり、攻撃を逸らしたり……燐も大概だと思うのは私だけ?」

詩乃のその言葉にその場にいる燐以外の全員が明後日の方向を見た

「俺は非常識じゃないんだが……」

その燐の呟きは当然の如く無視された

「リョウ……入り口でなにをやってるの?」

「おおう、そうだった。ほら、全員中に入れや」

中から顔を出したのは麻野美幸
彼女も元SAOプレイヤーでSAO内ではリョウコウとリクヤと同棲していてかつリョウコウとリクヤは一瞬に住んでいないというややこしい立場にある
……これもコラボをする上での宿命

「あれ……?」

美幸を見て何かを思ったのか首をひねる陸也

「どうかしたの?」

「いや……なんでもない」

なにやら違和感を感じたが、気のせいで片付けた陸也は涼人に続いてビルの中へ入って行く
燐と詩乃も一瞬目を見合わせると陸也に続き、中へ入って行った

エレベーターで上がった先で待っていたのは複数のベッドと同数のアミュスフィア。そして、菊岡とカプコンの社員と思わしき数名のスタッフだった

「いらっしゃい。懐かしき狩りの世界へ……」

「前置きはいい
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