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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十五話 シリウスの真実
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「数は二千ってところですね」
「あれっ、それだけかよ」」
エイジはその数を聞いて拍子抜けしたようであった。
「それだけしかいねえのかよ」
「そう思えるか」
「ああ、まあな」
こうサンドマンにも答えるのだった。
「今となっちゃよ」
「それもそうだな」
そしてサンドマンも彼のその言葉に頷く。
「これまで億単位の敵と戦ってきたのだからな」
「そんなのと比べたらよ」
そういうことだった。
「やっぱりよ。どうってことはねえぜ」
「しかしだ。侮ってはならない」
だがサンドマンはここで言った。
「決してだ。確かにガルラ帝国は倒れた」
「ああ」
「天使達もまた敵だ。それならば」
「油断するな、ですね」
「その通りだ」
ルナに対しても答える。
「彼等は一つ一つが強い」
「そうね」
ミヅキがそれに頷いた。
「それもかなりね」
「ええ。だから」
また言うルナだった。6
「本当に気合入れて行かないとね、絶対にね」
「じゃあ行くわよ」
「諸君、まずは彼等を迎え撃つ」
サンドマンが作戦を伝えた。
「そしてそのうえでだ」
「そのうえで!?」
「どうするんですか?」
「その時におって言いたい」
今はこう言うだけだった。
「その時にな」
「あれっ、ていうとよ」
エイジは彼のその言葉を聞いて述べた。
「今はこのままってことかよ」
「そうだね」
斗牙も言う。
「迎え撃つってことだね」
「戦術はそこから動かす」
サンドマンがまた告げた。
「それではだ。全軍迎撃用意!」
「了解!」
「それじゃあ!」
「陣は鶴翼とする!」
しかし陣も伝えるのだった。
「そのうえで迎撃としよう!」
「鶴翼!?」
「まさか」
ブライトとシナプスはその陣を聞いて考える顔になった。
「あれをやるというのか」
「まさか」
彼等は何かをわかったようだった。しかし今はそれを言わない。何はともあれ彼等が迎撃態勢を整えた。そのうえで天使達の攻撃を待つ。
天使達はそのまま突っ込んでくる。その正面には護りの堅いマシンが揃っていた。
「HAHAHA、来たな!」
「相変わらずテンションいいねえ、ハッちゃん」
ハッターにフェイが声をかける。
「その調子でいけば問題ないんじゃないの?」
「そうか。俺が今回の主役ってわけだな」
「あっ、それはないから」
それは速攻で否定するフェイだった。
「絶対にね」
「何っ!?このアーム=ド=ハッター軍曹の出番はなしか!」
「なしも何も敵は天使よ」
彼女が言うのはこのことだった。
「じゃあ私達は脇役じゃない」
「脇役だっていうのか!?」
「そうよ。私だって残念だけれどね」
彼女も声は残念そうであった。
「主役じゃないのは」
「アクエリオンが主役ということか」

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