暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十五話 シリウスの真実
[16/16]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「うん、そうなんだ」
また話すアーサーだった。
「ミリアさんもお子さんいるって聞いてるけれどね」
「そういえばミリアさんも」
「凄いスタイルだし」
まだ十代の面々も彼女達には驚きを隠せない。
「ミサトさんもリツコさんもスタイル抜群だしね」
「もう大人の色気がプンプン」
「おばさんなんか何処がいいんだよ」
しかしここでまたシンが言った。
「あんなよ。垂れ乳の目尻に皺があるおばさん達の何処がいいんだよ」
「あんたそれ言って何回死んだのよ」
アスカがその彼に目を顰めさせて尋ねてきた。
「そんなこと言ってるとまた死ぬわよ」
「今あの人達いねえじゃねえかよ」
こう言って平然と笑うシンだった。
「大丈夫に決まってるじゃねえかよ」
「いや、それは甘いな」
だがその彼にカミーユが忠告してきた。
「シン、残念だが」
「甘いって何がだよ」
シンの笑みはそのままだった。
「ニュータイプの勘が何か感じたのかよ。ひょっとしてよ」
「思いきり感じてるけれどね」
「私も」
シーブックとセシリーの顔が曇っていた。
「これはかなり」
「すぐに逃げた方がいいわよ、シン」
「何だよ。あんた達までそんなこと言ってよ」
こんなことを言っているとだった。不意に縄が飛んできて彼の首を捉えた。そうしてそのまま彼を何処かへと引き摺っていったのだった。
その縄の先にいたのは。タリアにミサト、それとリツコであった。
「これからどうなるかな」
「言うまでもないだろ」
皆これからシンがどうなるかよくわかっていた。
「さて、また残骸になるのかあいつ」
「何処までも馬鹿な奴」
今はこう言うしかなかった。
「まあ何はともあれレイヴンさんは果たして誰か」
「それが問題ね」
こんな話をしていたがシリウスのことには誰も気付いていなかった。そしてこれが大きな災厄になることを今は誰も知らないのであった。

第百三十五話完

2009・6・17
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ