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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十五話 シリウスの真実
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ここまで色々な世界が入り込むようになっているとな」
「俺は未来のバイストンウェルから来た」
シオンは言った。
「これも有り得ないことだな」
「俺もそう思う。それに」
「それに?」
チャムがショウに問うた。
「ショウ、まだ何かあるの?」
「この世界は一万二千年前の記憶がない」
「それはあれじゃないの?」
チャムは自分が知っている中でショウの言葉に答えた。
「やっぱり。天使達が何もかも破壊したからじゃ」
「そうだったわね」
マーベルがチャムの今の言葉に頷いた。
「それでこの世界の記憶が途切れているのね」
「それもおかしいが俺はもう一つ引っ掛かるんだ」
しかしショウはまだ言うのだった。
「この世界とパラダイムシティは似ていないか?」
「似ている!?」
「パラダイムシティと!?」
「ああ、似ている」
こう皆に答えるショウだった。
「何かな」
「そうだな」
今のショウの言葉に頷いたのはそのロジャーだった。
「私のいたパラダイムシティは四十年前の記憶がない」
「そうよね、本当に誰も知らないのよね」
チャムは今度はロジャーに対して言うのだった。
「四十年以上生きている人達も」
「そして私は確かに四十年前に事件の解決を依頼された」
問題はもう一つあるのだった。
「二十五の私がだ」
「って何それ」
それを聞いたルナが言ってきた。
「何回聞いても矛盾しまくってるんだけれど」
「矛盾で済まないわね」
ミヅキが彼女の横から言う。
「二十五で四十年前ね」
「タイムスリップしたとか?」
こう言って首を捻ったのはスメラギだった。
「だとすると」
「この世界にそんなのあるのか?」
「さあ」
ルナは神宮寺の問いにも首を捻る。
「聞いたことはないけれど」
「確かにな。こっちにはないよな」
「ええ、ちょっとね」
「だとすると一体何なんだ?」
今度言ったのはエイジだった。
「ロジャーさんが依頼された話ってのはよ」
「私にもわからない」
ロジャー本人にもなのであった。
「依頼されたが。それも覚えていなかった」
「矛盾してるよな、やっぱり」
「そうよね」
マリはエイジのその言葉に頷いてみせた。そして猿丸に対して問うのだった。
「猿丸さんは何かわかる?」
「私の専門ではないですし」
彼でもこう言うしかなかった。
「ちょっと。この世界のことも調べましたけれど」
「よくわからないのね」
「申し訳ありません」
そしてこう言うのだった。
「ちょっと」
「そう、わかったわ」
「ただ」
だがここで彼は言った。
「一つ気になることがあるのですが」
「気になることですか」
「はい」
こう麗にも答える。
「何かパラダイムシティとこの世界は似ているような」
「似ている!?」
麗は
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