第百三十四話 ガルラ帝国崩壊
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「何故だ?一体」
「そういえばザズさ」
珍しくケーラがザズに声をかけてきていた。
「私あんたのライバルだったり友達だったりしていなかったかしら」
「ああ、そういえばそうなんだよね」
ザズにも心当たりのあることだったらしい。
「何かね、ケーラさん一回仮面着けてなかった?」
「あんたを笑いに来たってね」
「私にとっては不愉快な話に思えるのは何故だ?」
ここで首を捻っているのはギャブレーだった。
「ここで仮面が出て来ると。何故だ?」
「それは私もだ」
「私も。何故かな」
そしてそれはバーンとサンドマンも同じなのだった。
「仮面というと馬鹿にされている気がする」
「何故かはわからないが」
「世の中は不思議なものじゃのう」
アスカはここでふと呟いた。今度は彼女だった。
「わらわもそうした世界でレインやアヤやアクアと一緒だった記憶があるぞ」
「僕はプレシアさんと似てる気がしますし」
「あっ、そうよね」
プレシアがサンユンのその言葉に応えた。
「何か妙にそんな気がします」
「わしもサイシー殿のお師匠の御一人にそんな親近感が」
シャンアンも同じなのだった。
「世の中はまことに不思議です」
「そういえば姉様は」
「タータは遥さんとだったわね」
「そや、テュッティさんやアイナさんと似てるしな、雰囲気が」
「何か話がどんどんわからなくなってきてるような気がしてきたような」
「あれっ、何で話し方変えたのイーグルさん」
アスカはうっかりシンジを彼と間違えたのだった。
「バカシンジみたいな喋り方して」
「僕そのシンジだけれど」
「げっ、本当にそっくり」
これにはアスカもびっくりだった。
「同じ声じゃない、本当に」
「ははは、そうなんですよね」
イーグルはそのアスカの横で笑っていた。
「僕もマオさんやシンジ君とよく間違えられたりしますよ」
「俺もな。本当によく間違えられる」
今度言ったのはジェオだった。
「いいことだがな。気分的には」
「どうせあたしはそんな人いないわよ」
アスカだけがすねることになった。
「綾波だってさ。クリスさんとそっくりだし」
「私はそんなに似てるのね」
「そっくりよ。本当にね」
実際に彼女にも言った。
「あのドイツの変態忍者の声だってジブリールとそっくりだったし。あたしはどういうわけかそういう人が妙に少ないのよ、どういうわけかね」
「そりゃ御前あれだよ」
またシンが言う。
「ドイツの雌猿に似てる奴なんかいねえさ」
「ちょい待ち」
そしてそれを聞き逃すアスカではなかった。
「誰が雌猿ですって!?」
「そんなの決まってるだろうがよ」
そしていつもの展開になるのだった。
「俺の目の前にいる赤いロングヘアの洗濯板だよ」
「
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