暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十三話 イノベイターの蠢動
[7/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ドルを食べていた。
「まだいけます」
「安心して下さい」
「だが無理はするな」
それでも念を押すブライトだった。
「私もそうさせてもらうしな」
「艦長もですか」
「幸い修理設備も揃っている基地だ」
彼等にとってはまさにいこと尽くめの基地である。
「後はソフトウェアの問題だけだ」
「つまり我々ですか」
「それですね」
「その通りだ。だからだ」
彼はまた言う。
「疲れたら休め。いいな」
「わかりました」
「その時は」
とにかく彼等は無理はしなかった。そうしてそのうえで腰を据えて戦っていた。しかし帝国軍は違っていた。誰もが休まずに攻撃を加えている。
「怯むな!」
「このまま攻撃を仕掛けよ!」
こう叫んでロンド=ベルに攻撃を続ける。
「休むな、いいな!」
「押し潰せ!」
しかし彼等の消耗は時間が経つにつれ増えていく。そしてさらにその攻撃や動きの精度も次第にではあるが徐々に落ちてきていた。
それがまたロンド=ベルの狙い目となった。彼等の消耗は増えていくばかりだ。
「何故だ」
皇帝もまたそれを見て言う。
「我等が押されているぞ」
「はい、動きが鈍っています」
「損害も遂に」
そしてこうも報告された。
「五割を肥えました」
「全軍の五割が」
「一日経ってか」
「はい、そうです」
「この一日で」
既に戦闘がはじまってから丸一日経っていた。その間帝国軍は休んではいない。しかしロンド=ベルは確かに交代で休憩を取っていた。
「よし、じゃあ交代だな」
「うむ、頼む」
ケーンとマイヨが言葉を交えさせていた。
「後はな」
「で、旦那もまた出て来るんだよな」
「当然だ」
こう言いながらマイヨは休息に入る。そしてケーンが出撃する。彼等は交代で休息に入ってそうして疲れを癒して万全に戦っているのだった。
しかし帝国軍は違っていた。休息なぞなく疲れは蓄積される一方だった。動きがさらに悪くなっていく。
「駄目だね、これは」
「そうね」
「これはな」8
イノベイター達がリボンズの言葉に頷いた。
「このままじゃ帝国軍は敗れるよ」
「けれどそれはわかっていたのではないの?」
「先程言っていたな」
「その通りだよ」
リボンズは薄笑いと共にまた述べた。
「それはね。もうね」
「だったら今言っても」
「何の意味もないと思うが」
「それがあるんだよ」
しかしリボンズはこう言うのだった。
「ここはね」
「で、それでどうするの?」
「これ以上帝国と共に行動していてもだ」
「うん、もうやることは終わったよ」
リボンズは平然とした顔でまた述べるのだtt。
「これでね。後は」
「後は?」
「どうするつもりだ?」
「撤退するよ」
こう仲間達に対して告げた。
「もうね。これでね」
「撤退
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ