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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十三話 イノベイターの蠢動
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の仕事ではない」
ガルドはまた言う。
「俺達のな。それはいる」
「誰だ?」
「じゃあ一体」
「ゴライオンだ」
こう二人に告げた。
「あの連中がいる」
「ゴライオンをがかよ」
「じゃあ俺達はサポートってわけだな」
「その通りだ」
イサムにもカムジンにも述べるのだった。
「俺達はな。それでいいな」
「へっ、わかったぜ」
「ガルラ帝国の相手ならゴライオンだしな」
二人もそれで納得していた。
「じゃあ俺達はよ」
「このまま敵の雑魚を倒すとするか」
「幸い敵の数は多い」
彼等はまだいた。しかもかなりの数がだ。
激しい戦いが続いている。例えロンド=ベルの一方的な攻撃だとしてもだ。それでも戦いが続いていた。そしてガルド達もまた。
「反応弾だ、いいな」
「わかってるさ」
イサムはガルドに対して不敵な笑みで応えた。
「それで一気にだな」
「そうだ、やるぞ」
「御前等はそれでやれ」
カムジンは既にグラージの機動力を駆使して攻撃を加えていた。やはり相変わらず敵機を倒していた。彼は彼で倒していた。
「俺はこのまま攻める」
「攻めるのか」
「そうさ、俺には俺のやり方がある」
彼はまた言った。
「それでな」
「しかしよ、カムジン」
イサムがここでカムジンに対して言ってきた。
「何だ?」
「御前もそろそろバルキリーに乗ったらどうだ?」
「バルキリーか」
「ああ、バルキリーも嫌いじゃないんだろ?」
こう彼に告げるのだった。
「それならな。いいだろ」
「それも悪くないだな」
カムジンは微妙な笑みを浮かべて彼に応えた。
「しかしな。俺はやっぱりグラージが一番合ってるんだよ」
「グラージがか」
「ああ、そうだ」
彼はまた言った。
「グラージが一番肌に合ってるからな。だからこれで乗っていく」
「ならそれで行け」
彼はまた言った。
「好きなようにな」
「イサム、いいな」
「ああ」
そして今度はガルドの言葉に応えるイサムだった。
「やるぜ、反応弾な!」
「ターゲットロックオン」
ガルドが言った。
「撃つぞ」
「おうよ!」
二人はバルキリーから反応弾を放ちそのうえで敵を倒す。やはり戦いはここでも一方的だった。三億の大軍は今まさに消滅しようとしていた。
「親衛隊壊滅しました!」
「直属艦隊の損傷が八割を超えました!」
皇帝の下には絶望的な報告が相次いでいた。
「この艦の周りもいよいよ」
「敵軍が」
「しかしだ」
だがここで彼が言うのだった。
「最早退くことはできん。ましてや捕虜なぞ」
「そうです、我等はガルラ帝国です」
「その我等がです」
彼等はそれぞれ話していく。
「ですから戦い。そして」
「死ぬまでです」
「おのれシンクライン」
皇帝は呪詛の声を出した。

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