暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十三話 イノベイターの蠢動
[11/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
では」
「ロンド=ベルと反乱軍に勝ち」
「そうして生き残るしかない」
こう家臣達に告げるのだった。
「よいな、それでは」
「わかりました」
「生き残る為に」
「全軍反転せよ!」
皇帝がまた指示を出した。
「そしてだ。戦うのだ」
「はい!」
こうして帝国軍は反転してそのうえでロンド=ベル達に向かう。ロンド=ベルは既に彼等に対して向かっていて今まさに激突しようとしていた。
「敵は撤退を諦めたようです」
「そうですね」
ユリカはルリの言葉に応えていた。
「どうやら」
「覚悟を決めたようです」
ルリは静かな声を出し続ける。
「機雷源を見て」
「しかし何故でしょうか」
ここでユリカは首を捻るのだった。
「退路に機雷源を敷くとは」
「あっ、そうですよね」
「おかしいですよね、やっぱり」
メグミとハーリーも応えてきた。
「逃げられないようにって」
「何でなんでしょうか」
「それはわかりません」
ルリが彼等に返す。
「ですがこれは好機です」
「そうですね」
ユリカもそれに頷くのだった。
「このまま総攻撃です。機雷源を除去するのはその後です」
「ではまずは」
「グラビティブラスト発射用意」
ユリカが命じたのはこれだった。
「それでまずは一気に数を減らします」
「わかりました。それでは」
「艦首を敵方向に向けて下さい」
早速動きはじめるのだった。
「攻撃ルートに友軍はいますか?」
「いえ」
ルリはまたユリカに答えた。
「いません」
「それではです」
ユリカはここまで聞いてあらためて言った。
「グラビティブラスト発射です」
「わかりました」
「艦首向けたわよ」
ハルミの声も届く。
「それじゃあ何時でもってことね」
「はい。発射!」
今その指示が下された。
「このままです!」
こうしてナデシコから黒い光が放たれ敵を撃った。無数の火の玉が生じそれで敵の勢いも殺した。それと共にロンド=ベルが一斉に突撃する。勝敗は決した。
「動きが悪いんだよ!」
カムジンがグラージで突撃していた。その両手と頭のガンポッドから攻撃を浴びせそれにより帝国軍のマシンを次々と貫き火球に変える。
敵の攻撃はグラージには当たらない。最早一方的であった。
「へっ、所詮はその程度かよ」
「カムジン、いいか?」
その彼に声をかけたのはガルドだった。
「皇帝の旗艦はもうすぐだ」
「そうか、ならそれを撃沈してやるか」
「いや、待て」
しかしここでガルドは彼を止めるのだった。
「目の前に敵の艦隊がいる。俺達はそちらに向かうべきだ」
「何だよ、敵の総大将は狙わないのかよ」
「それって面白くないぜ、おい」
イサムも言ってきた。
「折角敵の総大将の一人がいるってのによ」
「それはどちらにしろ俺達
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ