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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十二話 帝国の亀裂
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聞いたエルとベルが話す。
「もう手を打ってるなんて」
「しかも連邦軍もここまで来てるんだ」
「大統領が手配して下さっているのだ」
サンドマンが彼等に述べる。
「だからだ。連邦軍の動きも速いのだ」
「何かこっちの連邦軍も連邦政府も」
「かなり優秀?」
「そうだよね」
あちらの世界の面々はこのことを話すのだった。
「それがかなり羨ましいっていうか」
「最近はましになったけれど前の連邦政府なんてねえ」
「酷かったからねえ」
「全くだ」
カガリもそれに対しては完全に同意であった。
「おかげでオーブも苦労している」
「特にユウナさんがですよね」
「そうよね」
リョウトとリオはカガリよりもユウナに同情的だった。
「もうユウナさんなんて何役なんだか」
「オーブってそんなに人材いないのかしら」
「いない」
今断言したのはミナだった。
「残念だがな。オーブには人はそれ程いない」
「また随分とはっきり言い切ったな」
「今のはかなり驚いたけれど」
ユウキもカーラも少し引いてしまっていた。
「そこまで言い切るか」
「自分の国の弱点を」
「しかし事実だ」
だがそれでもミナは言うのだった。
「これはな。今オーブには人がいない」
「ああ、今度オーブ銀行の総裁にもなったから」
そのユウナの言葉であった。
「三ヶ月前に話があったけれど今日で就任する手筈だったからね」
「今度は銀行の総裁ですか」
「大変ですね」
「まあ健康には気をつけているけれどね」
一応こう答えはした。
「それでも。カガリがせめて」
「カガリちゃんがですか」
「せめてなんですね」
「デスクワークとかできればねえ。そういうの全然駄目だから」
そんなことがカガリにできる筈もなかった。
「で、僕がなんだよ。結果的にね」
「まあまあユウナさん」
「そんなに困った顔をするとかえってよくないですよ」
タスクとレオナがこう言って彼を慰める。
「そうだ、このスパムサンドどうですか?」
「私がとびきりまずく作りましたから」
「ああ、有り難う」
ユウナは気を取り戻してそのスパムサンドを受け取るのだった。
「それじゃあね。まず食べてだね」
「そうそう、食べたら気分もよくなりますよ」
「それにユウナさんにはあの趣味があるじゃないですか」
「うん、特撮にアニメはねえ」
ユウナも強靭な精神の持ち主だ。すぐに気を取り直していた。
「やっぱり男の浪漫だよ」
「はい、ユウナ様それでは」
「今度は戦隊ものでも観ますか」
キサカとトダカが誘う。こうしてユウナに復活してもらったのだった。
「それにしてもここの大統領ですが」
「はい」
レイヴンがユウナの問いに答える。
「サンドマン様とも懇意に為されています」
「そうですよね。かなり話がわ
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