暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十一話 見抜いた罠
[4/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
言う。
「この数はよ」
「一億だな」
ライトはマギーを確かめてから述べた。
「それだけだ」
「簡単に言ってくれるな、おい」
「一億って何だよ一億って」
「マギーちゃんは嘘つかないからな」
ライトは軽くケーンとタップに対して返す。
「なっ、マギーちゃん」
「そう、私は嘘つかない」
「しかも久し振りに声聞いたし」
「っていうかやけに冷静だな、マジで」
「だから慌てたって仕方がないさ」
また軽く言うライトだった。
「一億いても二億いてもそれ位はな」
「とりあえず一億か」
「洒落にならない数だけれど宇宙怪獣と同じだって思えばいいか」
「もっと来るぜ、奴等はよ」
オリファーがその彼等に告げてきた。
「だから注意しなよ」
「了解。っていうかオリファーさんあんた」
「別働隊には行かなかったんだな」
「ウッソも」
「はい、僕達はここに残りました」
そのウッソが三人に答える。
「向こうに行ったのはオーラバトラーやブレンです」
「そうか。それで残ってるのか」
「そうなんです。僕達は遠距離攻撃もできますから」
「じゃあ頼むぜ、その遠距離攻撃でよ」
「派手にな」
「派手にやらないと駄目みたいですね」
その一億の大軍が出て来たのだった。確かに物凄い数だ。
「この数は確かに」
「でもよ、見つけるものは見つけないとな」
ここで言ったのはオデロだった。
「敵の補給部隊な。それはわかったのかよ」
「ああ、今それもわかったぜ」
ライトがすぐに答えてきた。
「敵の後方にいるぜ。お決まりのパターンでな」
「よし、じゃあそっちに別働隊を向かわせるか」
「それでナデシコは?」
ナデシコについても話される。
「連絡はつくか?」
「何でしょうか」
秘密回線からルリが出て来た。
「連絡は私から御願いします」
「おお、ルリちゃん」
「それでそっちはどうなんだ?」
「安心して下さい、こちらは発見されていません」
ルリはこのことを彼等に話した。
「御安心下さい」
「よし、それならよ」
「そっちは任せたぜ」
「頼むぜ、ルリちゃん」
「お任せ下さい」
ルリはいつもの冷静さで彼等に言葉を返す。
「既に敵の補給部隊はこちらでも位置も数も把握しましたので」
「よし、じゃあ戦闘開始だな」
「来やがれ来やがれ」
彼等は今まさに大軍が来るのを待っていた。そうしてそのうえで。敵軍が姿を現わした。
「よし、攻めろ!」
「このまま押し潰せ!」
帝国軍は数を頼んで攻める。しかしであった。
「案ずることはありません」
「その通りです」
バルトフェルドがラクスの言葉に頷いていた。
「所詮は烏合の衆です」
「敵は大したことはない。落ち着いていけば問題はない」
「私達は焦らず敵を倒していけばいいのですから」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ