暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十話 狂気の結末
[10/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
のうえでまた機動力を活かし別の軍に向かい殲滅する。そして遂に残るは博士の本陣だけだった。
「風間博士!」
闘志也はその本陣の敵を右に左に倒しながら博士を探していた。
「何処だ、何処にいやがる!」
「焦ることはないぞ、闘志也」
ジュリイがここで彼に言ってきた。
「博士は絶対にここにいる」
「ここにか」
「もう逃げ場はない」
その言葉が鋭いものになっていた。
「ここで逃げてももう粛清されるのがオチだしな」
「そうだな」
謙作は彼の言葉に頷いた。
「木星ごと俺達を倒す作戦も失敗した」
「それでこれで敗れたらだ」
ジュリイはまた言う。
「粛清される。それならここから逃げる筈がない」
「だからか」
「そうだ。絶対にここにいる」
彼は断言さえしていた。
「絶対にな」
「よし、じゃあよ!」
闘志也の言葉に力がこもった。
「探し出してやるぜ。絶対にな!」
「そうだな。博士、覚悟しろ!」
謙作も彼も続く。
「絶対に探し出すからな!」
ゴッドシグマは敵を倒しながら探す。そうして遂に。博士の旗艦の前に辿り着いたのだった。
「あれは!?」
「間違いないな」
ジュリイは謙作に対して言う。
「あの戦艦だ、あれに博士がいる」
「そうか、じゃあやってやらあ!」
闘志也はゴッドシグマを前に出してきた。
「ここでな。潰してやるぜ!」
「貴様等か!」
博士もまた彼等に気付いていた。
「このわしを倒すつもりか!」
「ああ、そうだ!」
「その通りだ!」
闘志也と謙作が彼に答える。
「よくも人類を裏切ってくれたな!」
「そして貴様の悪事はもうわかっている」
彼等はそれぞれ言う。
「これでな。覚悟しやがれ!」
「貴様もこれで終わりだ」
「ふん、戯言を」
彼等はそれぞれ睨み合いながら言葉を交えさせる。
「わしはここでは死なん」
「俺達を倒してか」
「貴様等ごときに倒されるわしではないわ!」
また言う博士だった。
「何があろうともだ。わしは勝つ」
「!?まさか」
「ああ、間違いない」
闘志也とジュリイが気付いたのだった。
「博士はよ、遂にな」
「完全におかしくなっている」
「そうか。だからか」
謙作も言う。
「今までのあの杜撰な戦術は」
「思えば最初から妙なところがあったさ」
闘志也は博士とのことを思い出していた。
「それが遂にこうなっちまったか」
「闘志也、同情はしないな」
「ああ、勿論だ」
とは言っても苦い顔はしていた。
「博士に引導を渡すのはだ。俺の役目だ」
「よし、仕掛けるぞ」
謙作も急かす。
「これが最後だ」
「博士、覚悟しやがれ!」
ゴッドシグマが今動いた。
「これで決めてやる!」
「させるものか!撃て!」
「は、はい!」
「わかりました!」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ