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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十話 狂気の結末
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ち敵軍に大きな穴を開ける。
「このヴェスパーで!」
「今だ!」
アスランはその穴に自機を飛び込まさせた。
他のマシンもそれに続く。敵軍をまた倒していく。
そして今度はガガーンの本陣に迫る。敵の戦艦をまとめて薙ぎ倒しているのはゴーショーグンだった。
「あまり集まっていてもね」
「かえって損だったりケースがあるのよね」
「それが今だってことだな」
真吾にレミー、キリーはそのまとめて撃沈される戦艦達を見て言う。
「しかしそれにしてもゴーフラッシャーは」
「何かどんどん強くなっていってるわね」
「こりゃもう戦略兵器だな」
「使いこなすのは難しいが」
真吾の顔が真面目なものになる。
「使いこなせれば大きいな」
「そういうことね。これは有り難いわ」
「それじゃあまあその難しいけれど有り難い力で」
三人はあっさりとやり取りしてまたゴーフラッシャーの発射に入る。
「そっちの旗艦も」
「どーーーーーんとね」
「真吾、やってくれよ」
「よし、これでな」
ゴーフラッシャーを放ち言う真吾だった。
「ゴーフラッシャーーーーーーッ!」
それがガガーンの乗艦を襲う。そうして一気に沈めてしまう。ガガーンは沈む船の中で半死半生になりながらも脱出しようとしていた。
「脱出艇をだ!」
「だ、駄目です!」
「何故だ!」
「全て今の攻撃で破壊されました!」
部下がこう彼に返すのだった。
「全て。ですから」
「このまま沈むというのか」
「はい・・・・・・」
「我々はこれで」
「馬鹿な、こんなことがある筈がない」
彼は己の運命が決まったところで唸った。
「こんな場所で死ぬとは。数では我が軍が圧倒しているというのに」
「う、うわああああっ!!」
「火が、火が!」
「何故我等が敗れるというのだ」
これがガガーンの最後の言葉だった。彼もまた炎の中に消えた。帝国軍は最早組織的な反撃を行えなくなっていた。そして最後は博士の軍だった。
「今どうなっておる!」
「ガガーン将軍が戦死されました!」
「最後の陣が突破されました!」
「くっ、今どれだけ残っておるか!」
博士は報告する部下達にさらに問うた。
「今どれだけだ!」
「一千万機です」
「それだけですが」
「ならばその一千万を集めよ」
呻くようにして言うのだった。
「一千万をだ。これで奴等を潰せ!」
「ですが司令」
「それが」
「何だというのだ!」
「各地で寸断され動きもままなりません」
「それでもですか?集結を」
「当然だ!」
博士は躊躇う彼等に対してここでも叫んだ。
「そうでなくてどうする!躊躇する余裕はない!」
「では今から」
「全軍に対して」
「あらゆる手段で集結を命じよ!」
博士は言った。
「よいな、それで今度こそ倒すのだ!」

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