暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十話 狂気の結末
[5/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た。
「よし、あれだ!」
「あの戦艦を沈めろ!」
狙いを定めたのはグラヴィオンだった。
「行くよ!」
「ああ、やってやれ!」
エイジが斗牙に応える。
「このままだ。一気にな!」
「これで!」
腕を放つとそれが艦を貫いた。それは一撃であったが致命傷であった。
「沈みます!」
「ば、馬鹿な」
ダルトンは艦橋の中で呻いていた。
「百万の大軍が僅か数分で」
「退艦できません!」
「もう爆発がここまで!」
「ロンド=ベル。奴等は一体」
彼はその沈みゆく艦の中で呻き続けていた。
「何者なのだ」
「うわあああああああああああっ!!」
彼もまた乗艦を沈められ戦死した。これでまた一人だった。
「損害五十パーセントを超えました!」
「なおも敵を捕捉できません!」
「うろたえるな!」
ガガーンは部下達を叱咤していた。
「敵も疲れている筈だ!攻めろ!」
「攻めますか」
「まず正面の戦力でその足を止めるのだ」
彼はようやく戦術を使いだした。
「そしてだ」
「そして?」
「そのうえでですか」
「そうだ。左右と後方の戦力で囲む」
これが彼の作戦だった。
「いいな!」
「了解です!」
「それでは!」
やはり包囲戦術であったがそれでもロンド=ベルを囲もうとする。帝国軍もようやく真っ当な戦術をここで見せてきたのである。
しかしだった。ロンド=ベルはここで反転した。そのうえで後方から来ていた戦力に攻撃を浴びせるのだった。
「甘いんだよ!」
「動きが鈍いぜ!」
こう言いながら一気に攻める。後方から来ていた敵はこれで倒されていく。
後方の敵を一蹴するとそのまま右に動き左から来ていた敵軍の後方に回り込む。そしてその敵も一瞬のうちに壊滅させてしまったのである。
「これなら!」
全軍で攻めるのだった。
「やれる!」
「後ろかがら空きよ!」
「これで」
ウッソはその中翼を広げた。それで突撃しそのうえで敵をまとめて破壊していく。
彼はそのまま突き抜け右手から来ていた軍にも突入する。そして彼等も一蹴してしまった。
だが帝国軍の数は多い。撃破された三つの軍も残存戦力が多かった。彼等は正面の戦力と合流し反撃に移ろうとするがそれでもだった。
「まだだ!」
ガガーンがまた叫ぶ。
「これだけの戦力がある!正面から攻めるぞ!」
「は、はい!」
「それでは!」
しかしだった。全軍で向かう。正面からロンド=ベルを攻める。
一気に攻めるがロンド=ベルはその帝国軍もまたその広範囲の攻撃を潰してしまった。
「死ねっ!」
シンのインパルスデスティニーは得意の接近攻撃だけでなくドラグーンも放ち縦横無尽に敵を潰していく。彼はまさに水を得た魚であった。
「幾ら数がいてもな。ただ撃墜数を増やすだけだぜ!」
「それはわかるが
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ