暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百三十話 狂気の結末
[4/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
であった。
「残るガガーン、ダルトン両将軍に伝えよ」
「何とですか?」
「それで」
「ロンド=ベルを取り囲みそのうえで殲滅せよとな」
戦術はそれしかなかった。
「よいな。一人残らず殺せ」
「ですが今の我が軍は」
「それは」
しかし参謀達の言葉が曇る。
「内部から断ち切られていて」
「とても満足に動くことが」
「馬鹿者が!」
「うわあっ!」
何と今度は電気鞭でなかった。銃を放ったのだ。
それで参謀の一人が胸を貫かれて事切れる。博士はそのうえでまた喚くのである。
「わしに逆らうことは許さん!」
その参謀の屍をさらに撃ちながら叫び続ける。
「いいな、作戦を続けよ!」
「わ、わかりました!」
こうして攻撃がさらに続けられる。しかし帝国軍はロンド=ベルの動きに翻弄されるだけで真っ当に戦えない。その数ばかりを減らしていく。
「何か動き回ってばかりだけれどな」
「けれどそれがいいんだよ」
ヒメが勇に言う。
「おかげで敵は追いつけないから」
「そうだな。各個撃破ができている」
そういうことだった。
「このままいけるな。どうやら」
「そうだよ。このまま行けるよ」
「今敵軍はどうなってるんだ?」
「三割ってところね」
カナンが彼に答えてきた。
「三割倒せたわよ」
「二時間でそれだけか」
既に戦闘がはじまって二時間であった。
「こんなものか?」
「こんなものだと思うよ」
ヒメはそれでいいというのだった。
「だって数が多いから」
「そうだな。やっぱり敵の数が多い」
勇もそれはわかっていた。
「だとしたらこれでも流れはいい方か」
「話をしているうちにまた行くぞ」
ジョナサンが勇に声をかけてきた。
「前だ。いいな」
「ああ、わかった」
こうして彼等はまた攻撃に入るのだった。敵軍を次々に倒していく。そして次はダルトンだった。彼の周りの軍が一番多かった。
「数は?」
「百万はいるわ」
クェスがギュネイに答える。
「直率では一番多いわね」
「それでどうするんだ?」
「決まってるわ。ファンネルよ」
クェスはそれを使うつもりだった。
「それで一気に。潰すわ」
「よし、やっぱりそれだな」
「行けっ、ファンネル達!」
「喰らえっ!」
二人は一斉にファンネルを放つ。それで穴が開いた。
「おい、今だ!」
「バルキリー、出番よ!」
「よし、行くぜ!」
バルキリー隊はフォッカーを先頭にして突き進む。そして翼にあるミサイルを放つ。
反応弾だった。それでまた敵をまとめて潰す。彼等はそのうえで敵の中に突入し全軍それに続く。
「中に入ればな!」
「どうってことないわね!」
全軍でその百万の大軍も内部から荒らしていく。敵を潰しそのうえで粉砕していく。ダルトンの乗艦もその中でロックオンされ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ