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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十九話 木星破壊作戦  
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で気付いた。
「何かおかしいと思っていたらそれだ。この世界には化石といったものが一切ない」
「化石どころか一万二千年より前のものは一切ない」
クワトロはその言葉を強調させてきた。
「全くな」
「パラダイムシティと同じか」
ロジャーはここまで聞いて呟いた。
「四十年前より以前のことがわかっていないのと同じだな」
「どういうことなのかしら」
麗花もいぶかしむ。
「これって」
「少なくとも俺達の世界とは全然違いますね」
ダバはあえてヤーマン人として話した。
「ペンタゴナでも何万年前の化石とか。いえ何億年前のものだってありますから」
「この世界だけないなんて」
「確かにおかしな話だな」
アムとレッシィも言い合う。
「っていうか有り得ないわよね」
「化石がない世界だと?」
「そう、作られた世界のような」
ギャブレーはこう表現した。
「そうしたものだな」
「何かよ、パラダイムシティなんか特にそうなんだよな」
キャオはパラダイムシティのことをとりわけ言った。
「イミテーション臭いっていうかよ。取ってつけたようなな」
「世界だというのね」
「ああ、そうさ」
キャオはドロシーにも述べた。
「そんな感じがするよな」
「ああ。はっきり言えばそうだ」
ダバはキャオの今の言葉に頷いた。
「この世界は。やっぱり何か妙だ」
「けれど私達はイミテーションじゃないわよ」
「そうだ」
クロエとクルトはこう主張する。
「ちゃんと血だって流れてるし」
「心臓も動いてるし」
「そうだよ。俺だってちゃんと生きてるぜ」
アポロも言ってきた。
「ちゃんとよ」
「当然私もだ」
シリウスは少し怒っているようだった。
「生きている。れっきとしてな」
「そうだ。君達は紛れもなく生きている」
クワトロもそれは否定しなかった。
「そして世界もれっきと存在している」
「じゃあ何故?」
「どうしてそんなことを」
「その世界を生み出し創り出す何か」
クワトロはサングラスの奥のその目を深い何かを見る目にさせていた。
「その何かがいるのではないのか。そう思えるのだよ」
「何かよくわからねえが神様か?」
アポロはそれをこう表現した。
「それが俺達の世界をどうにかしてるっていうのかよ」
「そうかも知れない。そんな気がする」
「何か異常に難しい話になってねえか?」
「そうよね」
エイジとルナは首を捻っていた。
「何かとてもよ」
「全然わからないわ、本当に」
「そうだな。信じられない話だ」
ティエリアも言う。
「そんなことがあるとはな。僕達のいるこの世界がイミテーションとは」
「だとすれば創り出している神様は誰かしらね」
スメラギは少し苦笑いして述べた。
「随分と意地の悪い神様らしいけれど」
「そうですね
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