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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十九話 木星破壊作戦  
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「奴隷を遊びで殺したり後宮で女性達を嬲りものにしたり」
「何、それ」
「最低なんてものじゃないじゃない」
女性陣がそれを聞いて一斉に嫌悪の声をあげた。
「遊びで殺したり」
「嬲りものにしたりなんて」
「そういう奴だからだ」
「絶対に許しちゃいけない」
青銅と黒銅も言う。
「そして言い換えれば」
「あの皇太子を倒せば」
答えはおのずと出るのだった。
「倒せばガルラ帝国は終わりか」
「いや、待てよ」
しかしここでアポリーとロベルトは気付いた。
「皇太子だったな」
「だとすれば帝国には」
「はい、皇帝がいます」
ファーラはこのことも話すのだった。
「帝国には。ですが」
「ですが?」
「実権は皇太子が握っているのか?」
「その通りです」
こういうことだった。
「そもそも帝国がああなったのも皇太子によるものが大きいのです」
「諸悪の根源ということか」
「そうなります」
大介にもこう述べる。
「全ては。ですからあの皇太子さえ倒せばです」
「帝国は倒れる」
「それでか」
「次の戦いで木星は解放されます」
ルリがここでまた話す。
「その後は土星に向かい」
「それで決戦か」
「いよいよ」
「他にもまだ天使達がいるが」
レイヴンが言う。
「これで一つの節目になる」
「節目になら余計に」
「帝国を」
「その通りだ。帝国を倒す」
また言う彼等だった。
「土星でな」
「それに戦力もかなり減っているしな」
彼等の言葉は続く。
「いよいよ決戦だな」
「遂にな」
「しかし。どうなのだ?」
だがここでクワトロはふと考えるのだった。
「この世界は少し妙だ」
「妙とは?」
「何がですか?」
レイとルナマリアがそれに問い返す。
「この世界に何が」
「あるんですか?」
「まずパラダイムシティだ」
クワトロが最初に指摘したのはあの街のことだった。
「四十年前の記憶がない」
「あの街がですか」
「それにこの世界自体にしろ」
世界自体についても考えを及ばせていた。
「一万二千年前の記録が一切ない」
「それは天使達が破壊し尽したから」
シルヴィアがそれに対して言う。
「だからなのよ」
「しかしだ。それでもだ」
だがクワトロは彼女の言葉を聞いてもまだ言うのだった。
「あまりにも不自然ではないのか?」
「不自然!?」
「というと」6
「破壊されたのにしろ遺跡が残る筈だ」
彼はピエールに対しても応えていた。
「そう、遺跡がな。しかしそういったものは全くない」
「あれっ、そういえば」
「確かに」
つぐみとジュンがそれを聞いて声をあげる。
「この世界にはそうしたものは全然」
「ないけれど」
「そして化石もないな」
「!?そうだ」
サコンはクワトロの今の言葉
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