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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十九話 木星破壊作戦  
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「ああ、そうだな」
闘志也がアルトの言葉に頷く。
「次の戦いでな」
「あの博士を倒せばか」
「既に戦力はかなり減っている」
ジュリイが冷静に述べてきた。
「後はあの博士を倒せばもう木星を維持できることは不可能だ」
「既に木星での戦いで六千万倒しているからな」
ミシェルはその倒した敵の数を言う。
「これだけ倒したのはやはり大きい」
「数が多いのは確かですけれど」
ルカが言ってきた。
「何かそれでも戦えるんですよね」
「正直大したことはない?」
アレックスがふとした感じで言葉を出した。
「連中はな」
「どれだけ数がいても戦える」
アルトはアレックスの言葉に反応を見せた。
「そういう感じだな」
「やはりあれです」
それに応えてフェイが言ってきた。
「敵の質が関係しています」
「碌に改造もしていない戦闘機ばかりだ」
オズマは冷静にその理由を述べた。
「命中も悪ければ回避も悪い」
「しかも乗っているパイロットの質も悪いしAIの質も」
ソフトウェアについてもなのだった。
「全てが悪い」
「だからそれ程強くはないということか」
ジュゼ、イワン、ハンスはそれで納得するのだった。
「帝国軍の弱点がはっきり出ているってことね」
「確かに」
ファとフォウも言う。
「数だけ集めて」
「それに頼るだけなのが」
「しかも今回はあの博士の戦術が最悪だ」
カミーユもそれがわかるようになってきていた。
「だから俺達も勝てるんだな」
「間違いなく勝てる」
ヘンケンも言った。
「あの戦術と質ではな」
「戦いは数だけではない」
ナタルも言う。
「質と戦術も大事なのだ」
「帝国軍を支配しているものは恐怖のみです」
そしてファーラも言ってきた。
「その圧倒的な圧政によって奴隷達を抑えているだけなのです」
「それだけですか」
「たったそれだけなのですか」
「それだけに崩れだした時には脆いのでしょう」
ファーラはこう分析するのだった。
「そして軍も数だけはありますが」
「数だけは」
「質にかける金は全てシンクライン皇太子達の贅沢に使われるだけです」
「何かモロに悪の帝国じゃない?それって」
マリアもその話を聞いて呆れるばかりだった。
「一部の権力者だけ勢を極めるって」
「それが帝国なのです」
だがファーラはそれがガルラ帝国だと言うのである。
「完全な封建主義であり専制体制なのです」
「バルマー帝国以上の」
「そうですね。バルマー帝国なぞ比較になりません」
ファーラはアヤの言葉にも返した。
「そしてシンクライン皇太子自身も」
「あいつみたいな奴は他にはいやしねえ」
黄金が忌々しげに言い返した。
「最低の下衆野郎だ」
「その通りです」
錫石も腹立たしげに言うのだった。

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